逃げると言う事を
こっち書きます。思いつかなくなりました。
何個は書いてた二作目です
「人ならば苦しいものだった」
そう言った。そう思った。
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目を開ければ現実としては理解し難い平原だった。
カラフルな鳥に見たこともない木や草や…
時間は経っただろうか?暫く鳥の囀りと草の踏む音しか聞こえない。
俺は人で、地球に居て、……………自分は………あれ?
覚えていない。それぐらいしか、、
だとしたら地球のどこかなんだろうか?ここは。
でもなんでだろう、地球のどこかで無い事は分かる…
気がする。
あぁ、かなり歩いた、かなり歩いたんだが真っ直ぐ進んでいるかも分からない。何もかもが何も分からないこんな所じゃ迷うのも仕方ないのかもしれない。突然…ではないが前兆はあった。巨大なライトは徐々に沈んでいき、空はオレンジ色になっていく、さすがに歩き続けるのは厳しいだろうか。今晩は木の側で寝て、明るくなるまで寝るとするか。
…あれ?なんで俺はまた明るくなる事を知っている?
まあいいか、寝よう…寝たら忘れるだろう。
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ドンッ!!
地響きのような音で飛び起きた。
数十…数百m先
足で構成された恐竜と形容すべきか?見た所、足でしかない。ただ絡まりあった塊は確かに恐竜のような姿をしている。
一歩。一歩。進む。生き物なら気にも留めない微風だと言い聞かせる。ただ自分は運がないらしい。パキリとなった小枝に憤りを感じるよりも先に謎の化け物の視線は向く。これまでの人生の経験は今の自分にさほど影響するほど覚えては居ないが、
思わず、走り出してしまった。
「嫌だ!嫌だ!死にた…くないん…だぁ!!!」
走る 走る 走る 走る 走る 走る 走る 走る
まだ死にたくないのなら!
でも現実ってやつは残酷らしい。
「死っ…」
「新人って訳か。」
凄まじい轟音 真っ白な剣に金色の装飾、武装している。
嗚呼、綺麗な女性だ。
「君、名前は?」