第八話 天才と怪物の違い
最近、スマ○ラが楽しくなってきた。
2試合、3試合、4試合、5試合は当然余裕でクリア。逆にどうやったらクリアできないかが気になる。
『5回勝利を確認しました。あなたはシルバーリーグとなりました』
ん、順調、順調。
このまま、シルバーリーグも挑戦するか。
今回の相手は魔法職みたいだな。(俺も魔法職だが)
....せっかく対人戦をしているんだ。使ってみるか。
スキル模倣術を....
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『それでは試合を開始します。3、2、1、デュエル開始!』
試合が開始と同時にお相手さんは魔法を発動
「『氷柱落とし』!」
そうお相手さんが宣言すると僕の上に氷柱が発生。当然余裕で避ける。
ん〜、相手は氷魔法?メインの魔法使いっぽいな欲しかったのじゃないけどそれは致し方なし。
早速使ってみるか
「『模倣』」
発動するとウィンドウが現れた。
スキル 剣術Lv1、氷魔法Lv7、水魔法Lv10、魔力消費軽減、詠唱短縮、クラッカーLv1、爆弾職人Lv2、封印Lv10
ん〜、とりあえず氷魔法....あれ?そういやこのスキル模倣上限とかないなじゃあ全部で行くか!
『注)一度に模倣できるスキル数は2つまでです』
流石にそんなことは許されないか。じゃ氷魔法と魔力消費軽減で。
決めると同時に、ピコンと音がし
『スキル模倣術Lv1の効果で氷魔法Lv7と魔力消費軽減を模倣しました。模倣術のクールタイム残り24時間』
....このスキルクールタイムとかあったのかよ!?
まぁ、いいや。....そういやどうやって魔法って使うっけ?
.....何となくでいやここは自分でイメージしてみようか!
本来これから行われたことはプレイヤー否この世界の創造主ですら正気を疑うことであったそれは....
「『氷桜』」
自分が望む魔剣技を一から即興で作り上げたのである。
魔剣技というのは魔法と剣術を合わせて放つ技であり、いわば魔剣師にとって奥義に等しいものである。
それを仕組みすら知らない人間が即興で作り上げることがどれだけ異常であることか。
(何となく付与魔法で剣に氷属性を付与して、別ゲーで使っていた技を真似てみたけど案外上手くいったな。)
それは、氷が桜のように舞い、散ると同時に剣が敵を斬り、氷が敵に覆い被さる。残るのは....
桜の花びらを模した氷とそれを行った本人が残った
多分今月の投稿はこれで終わりです