第三話 幸運?チーター?
みなさまこの作品が面白いと思った人も思わなかった人も高評価とブックマークをよろしくお願いします。
作者のモチベ向上になります
圧倒的な白に目が飲み込まれてから体内時間で大体三秒ほどで目を開けれるようになった。
「ほう」
....昔見た動画よりも画質が上がっている。
空も空気も太陽の陽射しも。
....スタート位置が噴水前なのは変わっていないのが
「これが『変わらない世界』か」
『ピコン!』
なんだ?
『チュートリアルを開始します』
ああ
『メニューと念じることで、メニューを表示させることができます。メニューからは、ステータス、インベントリ、設定、ゲーム終了を選ぶことができます。また、ステータスと念じることでメニューを介さずに、ステータスを表示することができます。ステータスでは自身のスキルの詳細、スキルの習得、ステータスを振ることが可能です。またスキルはスキル名を宣言し発動することができます。しかし魔法は魔法名を宣言する必要があります。また、一部のスキルは発動宣言に条件が必要です』
なるほど、システムは理解した。
『矢印の方向に進んでください』
....進みながら、ステータスでも見るか
ステータス
名前 レノア
性別 男
種族 人
職業 魔導士 Lv1
武器 初心者の剣
防具 旅人の服
HP 1
STR 20
VIT 1
DEX 20
INT 10
AGI 30
LUK 1
MP1000/1000
SP0
スキル 剣術Lv1、火魔法Lv1、付与魔法Lv1、風魔法Lv1、ダメージ無効<環・状>、極限Lv1、模倣術Lv1、封印Lv10
.....何これ?
見慣れないスキルが4つあるし、100しか無かったはずのMPも1000になってるし、どう考えてもおかしい
.....一つずつ見ていくか
ダメージ無効<環・状>
このスキルはダメージ無効<環境>とダメージ無効<状態異常>の二つの複合スキル
このスキルを所有しているものは、いかなる環境ダメージや状態異常によってダメージを負わない
....なるほど
これ妹の運は僕が吸い上げていたんだな
.....次のスキル見るか
極限
このスキルを獲得した際に最も高いステータスを10倍にする
また、このスキルのレベルが上がった際にも、前述の効果を発揮する
....なるほど
これ妹の運は僕が吸い上げていたんだな(2回目)
模倣術
このスキルを使うと相手のスキルを模倣することができる
ただし、模倣できるのは自身のLvよりも50以上高いものだけである
さっきのスキルよりもインパクトはないが大概イカれてる
....僕のスキルこれ絶対終盤で手に入るスキルでは?
大正解である
後は、封印だけ...
『目的地に到着しました』
『建物に入り、冒険者登録をしてください』
間の悪いことで
...入るか
中に入ると意外と綺麗でよくある酒場が併設された冒険者ギルドと言った感じだ
「君、冒険者登録に来たんですか?」
君?
....ああ、そういや僕の身長平均以下だったな
....考えてるとなんか悲しくなってきた
「そうです」
「そうですか!」
「では、こちらに来てください」
向かった先には少し大きい(ボーリングボール程)水晶玉があった
「これに触ってください」
触ると急に光出して光が小さくなった
『チュートリアル終了です』
「はい。登録完了です」
「ありがとうございます」
「それと、冒険者ランクについて聞きますか?」
大体想像できるが、一応聞くか
「お願いします」
「わかりました!まず、冒険者はF〜Sまであって、今のレノアさんはFランクですね」
それより聞きたいことができた
「何で、名前知ってるんですか?」
「さっきの登録時にステータスから名前を読み取るって作成してるのでその時に知りました」
....設定が凝ってるな
「なるほど」
「続きを話します。ランクを上げるにはクエストをたっくさんこなさなければいけません。ただ、自身より2段階上のクエストは受けることができません。またクエストを失敗した場合は違約金が発生するのでご注意してください」
ならすぐに何か受けてみるか
「分かりました。では何か受けます」
「分かりました!こちらはどうでしょう?」
そう言うと、ステータスを見る時同様ウィンドウが出ると思ったら、紙に依頼が書かれていた
...なんかとても意外だな
「ブルースライム4体の討伐依頼か薬草取りの依頼がありますがどちらを受けますか?」
....この世界の戦闘システムに慣れる必要があるからブルースライム4体の討伐依頼にするか
「ブルースライム4体の討伐依頼をします」
「分かりました」
「では、気をつけてくだしゃい」
....噛んだな
めっちゃ顔を赤くしてる
気まずいから早くスライムの討伐依頼をしに行くか
追記 武器・防具追加。ゲームシステムを一部解説。(全部解説はちょっとまずい)