第十三話 理想と現実の違い
第二話にシステムの説明を追加しました。
「負けちゃっったーーーー!!!悔しいいいいい!!!!」
急に、少女が叫んだ。
ちょっとびっくりした。
てか、完全に自分のイメージ全部ぶっ壊しにきてるね。
「あー、あー、とりあえず一回静かにしようか。で、後さっきまでのクールな『死神』はどこに行ったの?」
「そんな物!より!負けたことが!とても!悔しいいいい!!!!」
あー、僕と同じ負けず嫌いか。
結論から言うと、あれから長いこと負けたことを引きずり続けた。......滅茶苦茶しんどかった。
今は、遺跡から出ようとしているところだ。結局あの石像に書かれた文字と『白』以外何も無かったのである。
「むー、そういえば君スキル補正抜きで剣術うまいけど、剣道やってた?」
「いいや、やってないな。そもそも俺は中学の時からずっと帰宅部だったぞ」
「え.....もしかして高校生?」
「イエスザッツライト!」
「えー、なんて呼んだらいい?」
「レノアで」
「分かった。レノア君」
「結局、君付けは変わらないのか....」
とりあえず、ギルドに帰ろうか。
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「!?」
「....あの『死神』が誰かといるだと!?」
「隣にいるの誰だ?」
「リア充爆ぜろ」
.......ああ、ユウってソロか。
まぁ、俺もそっち側だけど。
「.....ッチ、これだから有名になりたくないのよ」
「....こればかりは仕方がない」
そう小さくユウ以外には聞こえないような声で話す。
そうこうしている間に、ギルドの前に着いた。
「はぁ、行きたくない......」
.... 苦労しているんだな。.....散々聞かされたしな、愚痴。
「とりあえず、開けるぞ」
ギルドの戸を開けると.....
「やぁ、我がギルドの主力二人。帰ってくるのを待っていたよ」
そこには、リュウ・アリシアが待っていた。......胡散臭そうな笑みを浮かべて。
あ、ユウげんなりしてる。
それより....
「ギルドに登録してたかが、数日の人間を主力と言うのはどうなんだ?」
「え?数日?」
「はは、キミ以上に技術が優れたものを私は一人しか知らないさ」
......可能性としてはあるが.....まさか!こいつ.....!
「アリアって名前を知っているか?」
「ああ、知っているさ」
リュウは俺がその質問をすることを、予想していたのかの如くすぐに答えた。
なるほど、つまりこいつは.....
「なら知ってるんだよな?この世界の真実を」
少し、笑みを浮かべ、リュウはこう答えた。
「もちろん」
と。




