第九話 スレイガルの猟師
翌日・・・
カーテンの隙間から太陽の光が差し込み、アミルの目元を照らす。
「う~ん。もう、朝。」
アウ~~
時刻は、8時頃。人間が起きるには、実に健康的な時間帯だ。アミルは、ベッドから起き上がり、窓を開け、朝日と風を全身で浴びる。マカミは、すでに起きており、アミルの足元に擦り寄っている。
「失礼します。おはようございます。レイデルト様、アミル様。あれ、レイデルト様は、まだ眠っておられるんですね。」
3回ノックが聞こえた後、レイデルトの部屋の扉が開き、衣服を抱えたウルが食事の用意できたことをアミルと寝ているレイデルトに伝える。
「ウルさん。おはようございます。レイなら昨日、遅くまで〈ストレージ〉の練習をしてたので疲れたんだと思います。」
レイデルトは、深夜に目を覚まして2時間の間〈ストレージ〉から物を取り出す練習をしていた。結果、取り出すことはできなかったが、何か感覚を掴んだ様子で眠りについていた。
「そうだったのですね。では、アミル様、私は、部屋の前で待機させて頂きますのでレイデルト様を起こして頂けますか?後、こちらの衣服をどうぞ。」
ウルは、ニコッと笑いながら、アミルに頼むと、抱えていた衣服を手渡す。渡された衣服は、昨日風呂場で脱いだアミルの服だ。洗濯も乾燥もされており、新品と言っても過言ではない程だった。
「あ、ありがとうございます。起こすのは、いいですけどそれってウルさんのお仕事では?」
ウルは、レイデルトのお世話係だ。起床させるのも予定の管理も普段は、ウルがしていることだが、それを何故かアミルに頼む。
「アミル様の仰っる通りです。しかし、レイデルト様は、今までご友人がいなかった。ですが、昨日、初めて自分と同い年の子供に出会い、友人になった。さらには、友人となったその日にお泊り会なんてしている。私の仕事の負担が少しでも減るのであれば、そんなご友人を利用しない手はないでしょう!!私は、そうして金を稼ぎたい!!!そういう訳でよろしくお願いします。」
大げさな身振り手振りをしながら、言い切った。ウルは、アミルを利用すると、はっきりアミル本人に言い切ったのだ。
「はぁ、分かりました。」
(この人、清々しいクズだ・・・)
アミルは、呆れて溜息をつくと、ウルのクズ発言を聞き入れる。ウルは、無言でアミルにサムズアップをして部屋を出た。
「俺もいつか、利用してやろう。」
利用されたアミルは、ウルに対して小さな復讐心を抱くと、レイデルトの近くに寄った。
「レイ!起きて、朝だぞ~!」
枕に顔をうずめて、爆睡しているレイデルトの体を揺する。
「う、う~ん。んぁあ、おはよう。アミル。」
レイデルトは、一回の呼び掛けで意外とあっさり目覚めた。アミルの予定では、なかなか起きないレイデルトを鉄拳制裁で起こすというギャグ展開も考えていたが、そんなことはしなくてよくなった。
「おはよう、レイ。朝御飯の準備ができてるみたいだから、早く行こう。」
アミルは、ウルから渡された自分の服を着ながら、朝食のことをレイデルトに伝える。
「あぁ、もうそんな時間だったんだ。ありがとう、起こしてくれて、すぐ、着替えるよ。」
まだ、完全に体が起きていないのかレイデルトは、体をフラフラさせながら、クローゼットから服を取り出して着替える。その間アミルは、ソファに座ってレイデルトの着替えが終わるのを待っている。
「そうだった!」
レイデルトは、着替えを済ますと何かを思い出し、勉強机の引き出しから箱を取り出す。
「どうしたの?」
こちらに近づいて来るレイデルトを目で追いかける。レイデルトは、アミルの隣に座ると持っていた箱を机の上に置く。
「ほら、昨日約束したでしょ。魔石あげるって。一つ選んでいいよ。」
ニッコリと笑いながら、レイデルトは箱を開けると、そこには赤みがかった半透明の魔石が6つ綺麗に並んでいた。それぞれ形も大きさもバラバラだった。その中で楕円形の魔石があり、その魔石だけが首に掛けられるように加工されていた。これは、レイデルトに聞くまでもなくお気に入りなのが伝わってきた。
「ありがとう、レイ。じゃあ、この魔石にするよ。」
少し、悩んだ後にアミルが選んだ魔石は、雫の形をした魔石だった。他の魔石も綺麗な形をしていた。中には、ダイヤモンドのように複雑な加工が施されている物もあった。がアミルは、雫形の魔石に妙に惹かれてしまった。
「うん。その火の魔石、大切にしてね。」
箱を静かに閉めると、レイデルトは、箱を机の引き出しに片付けた。
「分かった。大切にするよ。」
「さぁ、ご飯だご飯。」
アミルは、レイデルトに礼を言って魔石を〈ストレージ〉にしまう。二人は、朝食をとるために食堂に向かう。レイデルトは、相当お腹を空かせていたみたいで食堂に向かう途中、何度もお腹を鳴らしていた。マカミもアミルの後ろをトコトコと歩いて付いてきた。
「今日は、何かな~?」
二人が向かい会って席に着くと、スレイガル家の執事やメイドたちが机に料理を並べていく。食堂には、二人の両親の姿はなかった。ウルから聞いた話によると4人二人が起きる前に朝食は済まし、昨日捉えた獣の解析を行っているそうだ。
「本日の朝食は、甘麦のパン、4種の野菜のサラダ、ガルジカのテールスープ。そして、ドリンクは、オレンジジュース、ミルク、コーヒー、水の4種類をご用意させていただきました。希望のドリンクを仰っていただければ、すぐにお注ぎ致します。それと、アミル様。そちらのワンちゃんの朝食も用意させていただいたのですが、お与えしても宜しいですか?」
「ホントですか?ありがとうございます!」
料理が並べられていくのに合わせて、ウルが料理の説明をする。そして、マカミへの食べ物まで用意してくれていた。昨日は、干し肉をマカミに与えていたが、上手に作れていなかったのかあまり、食べてくれなかった。
料理が並べ終わると、レイデルトとアミルの後方に、メイドが一人ずつ飲み物を注ぐ係りとして就いた。マカミもアミルの側に座る。マカミの下にも皿が置かれ、肉を中心にした料理が用意された。マカミも満足げだ。
「じゃあ、頂こう。命を育んでくれた自然に感謝を、頂きます。」
「頂きます。」
レイデルトが食事を始める挨拶をして、二人は食事を食べ始める。
「アミル様、何をお注ぎ致しましょうか?」
アミルが食事を始めると、アミルの後ろに立っていたメイドが話しかけてきた。
「え、えーと・・ミルクでお願いします。」
アミルは、急に話しかけられ即座に判断できなかったが、レイデルトのグラスにミルクが注がれているのを見て、ミルクと答えた。
「かしこまりました。」
「ありがとうございます。」
メイドは、アミルのグラスにミルクを注いでいく。
「美味しい。こんなに、優しい甘みのパン初めて食べたよ。」
アミルが最初に口にしたのは、甘麦という麦で作られたパンだ。甘麦もガルジカ同様にスレイガルが特産の食材だ。特徴的なのは、名前にもある通りその甘味にある。砂糖などの甘味料を加えなくても十分な甘みを出すことができる。
「一級品の甘麦を使ってるからね。僕もこのパン好きなんだ。それにミルクと良く合うんだ。」
どうやら、レイデルトは、好物を真っ先に食べる人種らしく、2個あったパンは、もう皿に無く、グラスのミルクももう飲み干されていた。
「確かに、良く合うね。」
アミルもレイデルトと同様にパンとミルクを組み合わせていた。そして、二人の口元には、ミルクによって作られた白髭が付いていた。
「失礼いたします。レイデルト様。」
「失礼いたします。アミル様。」
どうやって気付いたのか分からないが、後ろに待機していたメイドたちがレイデルトとアミルの白髭を拭き取る。その光景をお互いに見合って、レイデルトとアミルは笑い合う。
「この、スープも美味しそうだね。」
アミルは、正直、このスープが一番気になっていた。前世で牛のテールスープは、飲んだことがあったが、鹿のテールスープは飲んだこともないし、聞いたこともなかった。香りはとても食欲をそそる香りがしていた。
「うん。そうだね。」
レイデルトは、素っ気ない返事を返す。
「このスープ凄く美味しいよ。ん、どうしたの?レイ。」
スープは、実際絶品だった。スープの表面には、肉の油が浮いていてこってりした物かと思ったが、全然こってりしていなく、朝食で飲んでも胃が持たれないくらい、あっさりとしたスープだった。貴族の家でなければ、皿を持って飲みたいほどだ。
「僕、このスープ苦手なんだ。」
次々とスープを口に運ぶアミルに対してレイデルトは、暗い表情でスープの皿にスプーンを浸けたまま、チャプチャプさせていた。苦手とは、言っているが表情的に嫌いの方が正しそうだった。
「そうなの?美味しいと思うんだけどな。」
レイデルトの表情を見た後にもう一度スープを飲むがやはり、アミルには美味しく感じた。
「申し訳ありません。アミル様。レイデルト様は、幼い時にこのスープを飲まれたのですが、その時のスープが下処理がしっかりとされていなかったので、とてもマズイものを飲んでしまったのです。それ以来、このスープがトラウマになってしまったのです。ガルト様は、何とか克服してほしいと考えているそうで、本日の朝食のメニューにさせていただきました。レイデルト様、あれから下処理には一段と気を付けておりますので、気になさらずお召し上がりください。」
扉の近くに待機していたウルがアミルの側に近づき、レイデルトが暗い表情をしている理由を教える。このスープは、大丈夫だとレイデルトにも伝えるがレイデルトには、あまり響いてない様子だった。
「じゃあ、レイ!一口だけ飲んでみたら?それでもし、美味しくなかったら僕が貰うからさ。」
嫌いな物を無理強いするのは、良くないと思った。だが、一口も飲まずに、食事を終えさせるのも何か違う。そう考えたアミルは、少し考えて逃げ道のある提案を出した。
「一口飲んだら、ホントに貰ってくれる?」
レイデルトは、気弱そうな声でアミルに再確認をする。
「うん。貰うよ!」
間を置かずにアミルは、頷く。
「分かった。一口だけ・・・」
そう言ってレイデルトは、スープに浸け込んだスプーンを重そうに上げ、口に運ぶ。スプーンに汲んだスープを飲み干すと、レイデルトの表情は、驚いていた。
「・・・美味しい」
呟くように、美味しいという言葉がレイデルトの口から零れる。その瞬間、後ろのメイドもウルも表情が驚いたものとなった。
「美味しい美味しいよ!アミル!!」
初めて、ガルジカのスープを口にした時より相当美味しくなっていたのだろう。レイデルトは、夢中でスープを飲みだす。この様子を見るだけで最初のスープがどれほど酷い味だったのか分かってしまう。
「良かった。レイがこのスープ飲めるようになって。」
レイデルトがあまりに美味しそうに飲むため、ついついアミルも笑顔になってしまう。
「ありがとう、アミル。おかげで嫌いな物が一つ無くなったよ。」
相当、美味しかったのか。レイデルトのスープは、もう空になっていた。口元を拭いた後にアミルに礼を言う。
「どういたしまして。でも、最初の一歩を踏み出したのは、レイだよ。僕は、レイが踏み出しやすいように道を用意しただけだから。」
それっぽい言葉でカッコつけると、アミルも口元を拭いて食事を終える。
「「全ての食事とそれを育んでくれた自然に感謝を、ごちそうさまでした。」」
アミルも食事の挨拶を覚え、レイデルトと一緒に食事の終わりの挨拶を行う。
「じゃあ、アミル。僕は、ちょっと準備してくるから先に訓練場に行ってて。僕も後で行くから。」
「うん。分かったよ。」
レイデルトは、椅子から立つとウルと一緒に食堂から出て行った。
「それでは、アミル様。私目が訓練場まで、ご同行させていただきます。」
食事の際に、アミルの後ろで待機していたメイドが話しかけてきた。
「あ、分かりました。おいで、マカミ。」
レイデルトを見送って、アミルも席を立つ。マカミを抱き抱えると、付き添ってくれるメイドに付いて行き訓練場に向かった。
訓練場の中には、すでにガルトとワイアットが来ており、獣の解析をしている。しかし、二人だけではなく、他に二人ほど男性がいた。一人は、頭を包帯で巻いており、一人は、足が折れているため杖を突いている。二人とも例の獣の被害にあった猟師たちだ。
「父さん、ガルトさん。」
ワイアットたちの下に急いで駆け寄り、声を掛ける。
「おお、アミルおはよう。昨日は、良く眠れたか?」
「良く眠れたよ。」
しゃがんでいたワイアットは、こちらを向くと、昨夜の調子を聞く。
「そうか。それは、良かった。」
アミルの頭を撫でながら、安心する。
「ところで父さん。この熊は、どうでした?」
アミルが食事をしている間もワイアットたちは、獣のことを調べていた。ざっと小一時間は、調べていたはずだ。何か進展があったのかアミルは、気になった。
「ああ、被害にあった猟師たちは、こいつに襲われたので間違いないそうだ。つまり、アリゲイトベアで確定だ。お手柄だったな、アミル。」
猟師たちの確認の結果。アミルが倒した獣は、アリゲイトベアで間違いないらしい。
「役に立てたようで良かった。」
まぁ、アリゲイトベアであることは、〈解析〉のスキルで確認済みであったが猟師たちへの確認は、必要であった。もし、違う獣であったなら、今後も猟師に被害が出る可能性があったから。
「いやー、ホントにありがとう。アミル君、これで猟師たちも安心して狩りができる。」
ワイアットの後ろからガルトが近づき、アミルにもう何回目か分からない感謝をする。
「君がアミル君か。」
さらに後ろから、猟師の二人がアミルに近づいてきた。
「はい、アミル・ヘイズと申します。」
猟師の二人に自己紹介をする。
「これは、ご丁寧にありがとう。俺は、この町で猟師をしてるガジーという者だ。そして、この足がへし折れてる奴は、ターグ。」
「どうも~、凄腕猟師のターグで~す。」
頭に包帯を巻いてる猟師は、50歳ほどの風貌で猟師としてベテランであることが分かる。足の折れている猟師は、とてもお茶らけた様子の猟師だ。20歳ほどの見た目で猟師になって間もないのが見て取れる。
「あはは。」
まさか、猟師にこんなパーリーピーポーな人間がいるとは、思わなかった。悪い人では、なさそうだがこういう陽気な人は苦手だ。
「いやー、君みたいな子供があいつを倒してくれるとはな~。助かったよ。これで、安心して、また狩りができるよ。あんがとね~。」
「まったくだ。本当にありがとう。アミル君。」
意外にも、お茶らけた猟師のターグが最初に感謝をしてきた。続いて、ガジーもアミルに感謝をする。
「いえいえ、皆さんが安心して猟ができるようになって良かったです。」
親はともかく、他人に感謝をされることにまだ慣れていないアミルは、少し照れながら謙遜する。
「ははっ!謙遜するなよ。アミル君、猟師代表としてホントに感謝してる。謝礼金は、期待しててくれ。」
ガジーは、アミルの肩をバシバシと叩く。実にいい笑顔だ。
「そう言ってもらえて嬉しいです。・・・謝礼金?」
まさか、こんな子供に報酬なんて物を渡すとは、思っていなかったため、驚いて聞き返してしまった。
「あれ、聞いていなかったのか?」
「ガジー、アミル君には、私から説明しよう。」
ガジーの肩を叩き、ガルトが謝礼金について、代わりに説明をしてくれた。
「アミル君、君が倒したアリゲイトベアだが、猟師たちがギルドに挙って討伐依頼を出していた獣なんだ。」
「そうだったんですか!?」
自分が偶然倒した獣が、ギルドに依頼されるほどの獣だと知らなかった。
「ああ。アリゲイトベアは、本来、西の森なんかに出現するような獣ではないんだがな。知ってるかもしれんが、この町の収入源は、西の森にしか生息しない貴重な獣たちの素材だ。迷い込んだだけかもしれんが、時間が経てば経つほど、西の森の生態系に異常が発生していたかもしれない。君は、猟師だけでなく、この町の収入源を守ったんだ。だから、謝礼金が支払われる。」
7歳の子供に話すには、些か難しい話題な気もするが。とにかくガルトは、アミルに感謝しているから報酬を払うという話だ。
「そうだったんですね。」
「ちなみに、謝礼金だが金貨80枚を出させてもらうよ。」
「・・・・・・金貨80枚!!??」
金貨80枚、日本円で約80万円の価値である。思っていたより高額な謝礼金にアミルは、反応が遅れてしまった。
「ガルトさん。いくら何でも80枚は、多すぎです。」
謝礼金は、遠慮せずに受け取るつもりだったが、金額が金額なだけに結局、遠慮してしまった。
「まったく、君たち親子は、揃いも揃って。アミル君、これは、決定事項だ。これ以上減らすことは、できないし受け取らないってのもなしだ。言い方を変えるなら公爵命令だ。」
ガルトは、昨夜のワイアットの姿をアミルに重ねて、頭を押さえながら命令であることを伝える。
「でも・・・」
困った・・・。
「アミル君、どうか受け取ってもらえないだろうか?」
アミルが困り黙ってしまった時、ガジーが口を開いた。
「ガルト様がさっき仰ったが君は、俺たち猟師を救ってくれたんだ。今は、俺たちしかいないが昨晩は、アリゲイトベアが討伐されたってんで猟師たちで祝杯を挙げたぐらいだ。それぐらい、君がしたことは感謝されることなんだ。だから、受け取って欲しい。」
ガジーは、アミルと同じ視線まで腰を下ろし、自分たちだけでなく多くの猟師が感謝していたことをアミルに伝える。
「分かりました。お受けします。」
(こんなに感謝してくれてるなら、受け取らないと失礼だよな。)
アミルは、ガジーの話を聞き、暫く黙った後、謝礼金を受け取ることにした。
「ありがとう。」
受け取る決心をしてくれたアミルにガジーは、笑顔で感謝する。ターグも後ろで笑顔でアミルのことを見ていた。
「これで話は、まとまったな。」
ガルトがアミルとガジーの肩に手を置いて、二人に笑顔を振りまいた。
《種族》人間 《個体名》ガルト・スレイガル 《神定武器》剣 《家系スキル》剛堅 《Lv》65 《HP》565 《MP》170 《攻撃力》380 《防御力》485 《知力》120 《抵抗力》70 《素早さ》220 《スキル》帝国剣術・玄武、岩砕体術、身体強化、ステータス、鋭利化、剛毅、剛堅、耐性強化、疾風、加速など《魔法》シールド、ウォール、ストーン・ブラスト、フレイム、ファランクスなど




