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魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク サイドストーリー篇  作者: 白崎詩葉


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祭火の魔女⑤

 ハナビが魔女なだけあって、ショウコの場所が分かった。

 ショウコは、町の中心にある塔にいるようだ。

 それに空気が薄くなっている。

 いつも以上に息が上がる。

 住民たちも倒れている者もいた。

「祭りをさせたくないからって、住人を酸欠で死なせるって」

「こっちの魔女も動機が呆れるんですけど」

「そんな深く考えなくても起きる事件は起こるから」

 塔が近い。

 その時、風の刃が迫り、避ける。

 屋根の上にショウコが、威嚇する獣のように髪を逆立てていた。

「邪魔してたまるかあああああああああああ」

 ショウコが髪を大きく振り、風の刃が迫ってくる。

 オクニは緑色の風を発生し、向かってくる風の刃を切る。

「ジャンヌは結界を。私は魔女と相手するから」

 オクニは鞘を取り出し、緑色の結晶の刃を生み出す。

ショウコへと向かう。

「はい!」

 足に白い炎を噴射し、一気に塔へと向かうも、何かが伸ばしてくる。

 すぐに距離を取る。

 目の前には白い円形の頭に白い細長い布がいくつも垂れさがっている。

 ショウコの使い魔だろう。

 何体も塔の前を立ち塞がっている。

 布が水へと変わり、伸ばしていく。

 大きくロザリオを振り、白い炎の波を放つ。

 水を払い、使い魔たちを燃やしていく。

 だか、使い魔たちがさらに現れ、布を伸ばしていく。

 さらに使い魔が大きく布を振り、風の刃まで放ってくる。

 すぐに避け、屋根に足をつく。

「使い魔ごとぎが!」

 息が苦しくなってきた。頭もくらくらしてきた。

 空気が薄くなっている。

 塔の頂点に何かが見えた。

 使い魔たちと似たような棒が刺していた。

 光の反射で見えた。その棒に向かって、細長いものが伸ばしていく。

 結界がもうすぐ完成する。

 使い魔たちが布を水に変えて伸ばしていく。体を回転して、風の刃を飛ばしていく。

「邪魔すんじゃねえぞ!」

 白い炎を放つ。

 すぐに跳びだす。

 使い魔たちに白い炎を当たる。

 さらに燃えている使い魔の一体を蹴り飛ばす。

 燃えている使い魔が飛ばされ、塔にある棒にぶつかる。

 棒が折り、結界が散り状になって消えていく。

 


「にひ」


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