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魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク サイドストーリー篇  作者: 白崎詩葉


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メダルビースト 後半①

「てめえ!このタイミングで出やがって!死んでいないし、本編が終わっても、こっちは終わっていないからしつこくまたでるとは思っていたけど!けど!このタイミングで出るってどういうことだあああああああああああああああああああ」

 ジャンヌは頭を狙ってかかと落としするが、アキセはすぐに横に転がって逃げる。

「殺す気か!」とアキセが立ち上がり、「うっせぇわ!」とジャンヌは拳でぶつけようとするが、またしても逃げられ、壁にヒビが入る。

「前回も今回も捕まってこっちはイラついているんだ!」

「ならこれで証明できたな。俺がいないと事件が解決できないことに」

「違うわああああああああああああああああああああああ」

 飛び蹴りするも、アキセがしゃがみ込み、避けられる。

「俺と会う前までどうやってきたんだよ」

 アキセが静かに突っ込む。

「いつから!」

「ジャンヌが洞窟に落ちてから」

 その発言でドン引く。

「最初から・・・ずっと見ていたの・・・」

 最初からこそこそと隠れて様子を見ていたと。

「いつになったら呼んでくれるかなってと思って見てました」とアキセが呑気に言うので、首を絞める。

「お前ってやつわあああああああああああああああああああああああああああああ」

 人が困っている時に、のこのこと見物しやがって。

「おまえが素直に俺に助けてって一言いえば済む話だったんだ・・・ギブ・・・」と腕を軽く叩かれるが無視する。

「おまえに手を貸さなくてもできます!」

「この状況でよく言えるな」

「相手はロストテクノロジーよ。どんな武器を持っているのか分からないのよ。だから油断するの!」

「だから俺がいるんじゃないか。ロストテクノロジーだろうとその上を持つコルンの発明品を持っているという」

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 アキセの首をさらに絞める。

「マジて・・・死ぬ・・・死ぬ・・・」とアキセの顔が青くなっていく。

 だめた。もうイラつく。こいつはなんでもできるコルンの発明品もあるからさらに腹が立つ。

「もう落ち着いてくれません・・・今後の話をしたいのです・・・が・・・」

「こんなところで!」

「監視は俺がカバーしている。コルンので・・・あっちからは見えていないから。いくら話してもあっちには聞こえないってことだよ」

 そういえば、こんなに尋問してもメタルビーストから何もない。

「なら、私も話できるな」

 別の声がした。

 その先にはネズミがいた。よく見れば、バーストイーグルと話していた時にいたネズミだった。

 どこから来たのかと思えば、かかと落としでできた穴からだった。

「あの時の・・・」

「私はジャイルレイカーだ」

 ジャンヌはすかさずネズミを掴む。

「いたならさっさと出でこんか!」

 にらみつけながら、力強く握る。

「待ってくれ!あの時に話すつもりだった!」

 ちょうど見つかった時か。

「じゃあ、さっきまでいたのは・・・」

「それは体だけです。ギルバーアトラスに操られているだけです」

「そういうことか。でも助かった。ジャンヌの困った顔を見られたから」

 パシ!

 アキセの顔にジャイルレイカーを投げ、やっとアキセは倒れる。

「まだ言うか」

 ドスの入った声でアキセをにらみつける。

「本題入ってもいいか・・・」

 伸びかけているジャイルレイカーは言う。

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