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魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク サイドストーリー篇  作者: 白崎詩葉


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赤蚊の魔女①

昼間の森の中で歩いていた時だった。

「あなたが白の聖女、ジャンヌ・ダルクですか」

 唐突に男と出会ってしまった。

 赤目。銀髪の長髪で縛っている。白い騎士のような格好の男だった。

 まあ見るからに。

「あなた、人間じゃないでしょ」

 鋭い目つきで返す。

「さすが聖女様。私、吸血鬼(ヴァンパイア)のイーグス・フォードと申します」

 吸血鬼(ヴァンパイア)。月の『光』に強く、血を操り、血を好む魔族(アビス)

 ただ、今は日中で吸血鬼(ヴァンパイア)が普段現れない時間帯のはず。

吸血鬼(ヴァンパイア)がこの私に何用かしら」

 警戒する。

「それは・・・」

 イーグスは、一瞬でジャンヌの目の前に近づき、砂を投げる。砂が目に入り、痛みで目が開けられない。

「綺麗な首元」

 耳元で囁いた瞬間、首元に激痛がする。

 やっと目を開けた時には、首元にイーグスが噛み、血を吸っている。払おうにも手を掴まれ、できなかった。

 吸血鬼(ヴァンパイア)であるイーグスが、『光』を堂々と吸っている。

考えられるとしたら、『光』の抗体を持っている。だか、抗体を持っているとはいえ、『光』の混ざった血を直に吸うほど抗体が高いのだろうか。

「あんた・・・」

 力が急激に抜け、目の前が真っ黒になった。


「あいつはよく捕まるな」

 アキセは、ジャンヌが気絶し、吸血鬼(ヴァンパイア)に連行されることを傍観していた。

 あの吸血鬼(ヴァンパイア)は、聖女の血を吸われるほど抗体を持っている。アキセは感心していた。

「でも・・・これはまた」

 アキセはあることを思いつく。


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