『 よくわかる世界観.Ⅱ 』
タツタ「 皆様、お久し振りです! 今回は第2回『よくわかる世界環』をやってみようと思います! 」
ギルド「固有名詞や固有設定も沢山出てきましたので、読者様の混乱を避ける為のコーナーです」
カノン「それではまずこの疑問!」
フレイ「 〝魔素〟と〝魔力〟って何が違うの? です! 」
タツタ「なるほど、ではこの質問は魔術が特異分野であるギルドが説明します」
ギルド「はーい、美少女魔導師☆ギルドちゃんでーす!」
ギルド「そんなわけで〝魔素〟と〝魔力〟の違いを説明します」
ギルド「〝魔素〟とは〝魔力〟の原料のようなものです。〝魔素〟単体では、〝魔術〟に変換できず、〝魔人〟や〝魔物〟の原因になる有害物質ですが、〝魔素〟は〝魔臓〟を通して一度分解され、〝魔力〟に作り変えられます。この〝魔力〟は無害かつ〝魔術〟の原料になります。これが〝魔術〟発動のメカニズムです」
ギルド「ちなみに、基本的に正常な〝魔臓〟は全ての種類の〝魔素〟を分解できます。しかし、わたしなら〝赤い魔素〟と〝白い魔素〟しか〝魔力〟に変換できないように、〝魔臓〟が変換できる〝魔素〟はその〝魔臓〟と相性のいい〝魔素〟に限ります。それ以外の〝魔素〟は分解された後に、弁や尿によって排泄されます」
ギルド「まとめますとー☆」
ギルド「 魔素→魔臓(分解・変換)→魔力→呪文(構築式)→魔術 」
ギルド「……に、なります~☆」
総員『 なるほどー 』
タツタ「それでは、次の疑問に行きましょう」
フレイ「 精霊と武器の憑依へのメカニズム! です! 」
フレイ「この分野は〝八精霊〟の一人である私こと、〝フレイチェル〟が説明させていただきます」
フレイ「そもそも精霊と言っても、その中には以下のような階級が存在します」
精霊王(×1)
↑
八精霊(×8)
↑
大精霊(×約50)
↑
妖精(×約1000)
フレイ「……から構成されています。この階級は主に扱える魔力量を基準としていますので、年齢は特に関係ありません。又、それぞれが干渉することも無いのでこの階級は精霊側からすれば大した意味を持ちません」
フレイ「そして、これからが本題です」
フレイ「それでは精霊と武器への憑依のメカニズムを説明します」
フレイ「精霊にはある能力があります。それが――〝拒世〟と呼ばれる非物質化です」
フレイ「要は幽霊になることができるんです」
フレイ「そして、〝SOC〟などの憑依武器は精霊の精神が拠り所としやすい鉱石で造られている為、わたしたち精霊は憑依することができるんです」
フレイ「ちなみに、わたしたち精霊は単体で魔術を行使できません。何故かと言いますと、わたしたちの身体は基本的に人に較べると脆弱ですので、大規模な魔術の反動に耐えられないんです。なので、火の粉程度の小火力や失神覚悟で大火力一発しか使えないんです」
カノン「あっ、僕からも一ついいですか?」
フレイ「どうぞどうぞー」
カノン「僕の〝六式銃〟も精霊の加護を受けているんです。しかし、タツタくんの〝SOC〟とは違う形でですが……」
カノン「〝SOC〟は謂わば〝空のコップ〟なので、注ぐ飲み物(憑依させる精霊)によって味(能力)を変えることができるんです。しかし、代わりに注ぐ飲み物(憑依させる精霊)がいなければただのコップになるんです」
カノン「一方、僕の〝六式銃〟は既にジュースの入ったコップです。〝六式銃〟にはそれぞれ違う精霊の遺骨が混じっていまして、その精霊の能力を引き出しているんです。〝SOC〟と違って変化させることはできませんが、一々憑依させる手間が掛からないという利点があります」
カノン「ちなみに、僕の〝六式銃〟は以下のようなメカニズムでできています」
カノン「 魔素→魔臓→魔力→六式銃(性質変化)→それぞれの性質を持った弾丸 」
カノン「……と、なっております。〝六式銃〟は魔力の変換装置だと認識していただければ結構です」
カノン 「これで」
フレイ「精霊と憑依武器の説明を」
二人「「終わります」」
タツタ「さてと、今日のところはここまで!」
タツタ「他にも気になることや疑問があればドシドシ感想欄に投稿してください」
ギルド「それでは第2回『よくわかる世界環』を閉幕とさせていただきます」
タツタ「御静読ありがとうございましたー!」
チャンチャン!