表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

Ep1 初戦闘

校内にアラームが鳴り響く、聞いたことはあったもののこれで出撃となると緊張感が違う。

急いでロッカールームへ行きブレザーの上からプレートキャリアーを着こみ、ヘッドセットとヘルメットを被って無線機やPTTと繋ぐ。

幾度と無く訓練でやってきたことだが今回はいまいち上手く出来ず何度か調整しなおした。

「しずにとってはこれが初の実戦になるのかな?」

先輩からの問いかけに軽く「はい!」と返した。

「力を抜いて、訓練通りにやっておけば大丈夫。私達もいるからね。」

返事にでも力が入っていただろうか?と思いつつも頷き部屋の外に出る。

私は羽瀬 雫。LDTではしずと呼ばれオペレーション中のコードネームはデルタの8。

周囲を警戒しつつ周りの音や無線からの指示に耳を傾け慎重に学校の外へと進む。

『チャーリーチーム、付近に熱源反応が見受けられる警戒を。』『チャーリーチーム!コンタクト!』管制無線が切れると同時のコールに驚く暇も無く銃声が聞こえた、どうやら私のチームの方ではなかったらしい…今更ながら少しホッとする。

パパンと幾つかの銃声が鳴り響く中自分の警戒区域をよく見張る。

デルタの区域は門の近く、その門を出て直角に道が走っていて左側は消防署や役所、駅がある街の中心地右側は松林、その先はそう遠くなく海だ。

『チャーリーチームEKIA 敵は他に見当たらず。』我に返り時計を見ると思っていたよりも時間が過ぎていた。

『敵殲滅コピー、周辺での戦闘、及び味方意外の熱源反応無し、LDTはRTS、お疲れ様でした。』

無線による管制からの指示はいつもと何ら変わらず、3人は「帰るときにパフェでも食べに行かない?」などと喋りつつセイフティ等を確認しながら学校へと戻っていった。

私達の通う公立夜鷹高校は全校生徒約1300人男女比3:7の学校だ。

教員だけでは学生を守り切れないことから一部の生徒はLDTに所属し授業を受けながら戦闘訓練やそのための知識を学んでいる。

LDTは部活や生徒会などとも掛け持ちができることや進学でも評点が上乗せされることから所属する生徒は多い、私も弓道部と掛け持ちしている。

しかしLDTの中にも特殊な人達はいる…友人の青城 里奈がそうだ。

彼女の誘いで私もLDTに入ったのだけれど、彼女は別のチームだった。

それも”特殊な”チームだった…


今回は私の書きたかった戦闘場面を中心に主人公達の周りを少しだけ紹介いたしました。

これからちょこちょこ投稿していくと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ