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まじかるタイム  作者: 匿名
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第11話:ファンクラブを作った老人

「た、ただいま」


あのあと優に頼まれてた生徒会立候補に当たる会長の支援などの話を琴として、コンビニで弁当を買って帰ってきたが


「飢えて死んでしまうわぃ…爺さんひもじいのぉ…」


あーもう、コンビニ寄るまで忘れてたよ。済まない爺ちゃん…


「翔坊は爺ちゃんがひもじい思いをしている間、ずーっと可愛い女の子と談笑しておったのじゃ…爺ちゃん悲しいのぉ…」


「なんで知ってるんだよ…」


「翔坊を探しに行ったら喫茶店で可愛い女の子達と飯食ってるのを見つけたんじゃ…でも邪魔しちゃ曾孫の顔が見れなくなるかも知れんし…」


「なんだそりゃ…てか来たのか爺ちゃん…」


無駄に行動力あるんだよな…その労力で飯作って食ってればいいのに…


「まぁコンビニ弁当で我慢してくれ。生徒会で色々あってな…疲れてるんだ…」


爺ちゃんが生徒会という言葉に珍しく驚いた様な反応を見せる


「翔坊…生徒会に入ったのか?」


「ん?まぁパートナーがな…パートナーが生徒会の役員だから俺もそうなったんだよ」


「ふむ…面倒臭いと言って部活すら入らなかったのに…優ちゃんは一緒なのか?」


「いーや?まぁこれから入ってくると思うけどな」


進は本当に珍しい物でも見るような眼で翔を見ていた


「珍しいのぉ、パートナーが優ちゃんじゃないと聞いた時にも驚いたが、今日見た中にそのパートナーが居たのかの…?」


「まぁな」


「そうか…」


翔は進の変化に気が付いていた


「ん…?何か残念そうだな?」


「まぁな?前に冗談で言った見合い話を実行しようとしてたが。まぁ止めておくかの」


このジジイ…まだそんなことを…


「仕方ないじゃろ?実際には男とはいえ優ちゃんと一緒にいるんじゃ、それなりのレベルでないと翔坊もOKしないじゃろうと一生懸命…」


「まぁ、爺ちゃんが心配してくれるのは有り難いがそういうのは止めてくれ…アイツが性転換して見合い止めにくる…」


やる…アイツならやる…悪寒が…


「すまん、すまん…まぁそれも良いかの…ファンクラブあるくらいじゃし。」


初耳だ…ファンクラブ?優の?いやいやいやいや…ないだろ。流石に。それは…


「本当じゃ、ワシが作って、今は10000人を超えておる。」


「てめぇが作ったのかよ!!!てかなんでそんなに人数が!?」


「ちなみに男だというのは皆知っておるぞ?」


不思議だ…凄く不思議


「まぁ見合いの話は持ち越すか…まぁ受けるかは結局自分しだいじゃし。」


「まぁ、気持ちだけもらっとくよ。」


この爺さんはよっぽど俺の将来が心配らしいな…まったく…

そう思ったところで護の事を思い出す


「そう言えば、皆見てると護をむやみに外に出してないな?まぁ危険な事なんてないからわかるけど」


思った事を口にしてみる、前から疑問だったのだ。

すると元超一流大学首席卒業の祖父が説明口調になった


「簡単な事じゃな。疲れるからじゃろ?魔力を使うんじゃから当然じゃ、まぁいちいち呼び出したりしないでも精霊クラスなら会話はできるし面倒ってのもあるじゃろ、杖無し以外は杖を持ち歩かなくちゃいけないから護と言ってもただの召還じゃよ。でもいきなりどうしたんじゃ?」


「そうなのか?いやぁ…今日背後から護で強襲されてな…」


翔は今日の生徒会での事を進に話した







「琴ちゃんかぇ…?良いのぉ。是非今度家に呼びなさい」


ジジイ何聞いてたんだ?いやまぁ、それはいつもの事か


「小悪魔、姉属性かの?うんうん、翔坊にピッタリじゃ!」


「本当にそればっかだな爺ちゃんは…」


「悪いか?」


ああ、悪いよ。物凄く悪い


「ちなみにその子は召還師なのじゃな。」


「ん。ああそうだな、俺の知り合いに召還師希望は辰がいたなぁ…」


主に護を使うのは召還師と呼ばれる人で誰でも護を召還出来るわけではない。


「まぁ、召還師なら杖くらい常に携帯してて欲しいよなぁ…生徒会長が普通の不良に襲われるなよ…」


さっきの説明で襲われてて何も出来なかった理由がわかった


「澄も苦労してたみたいだし…」


「まぁ翔坊が守ってやれば問題無しじゃろ?」


「なんで俺?」


「曾孫のため……いや、すまん、謝るから弁当取り上げないで…」


そこまで弁当が大事か?泣くなよ爺ちゃん…


「まぁ男が女を守るのは当然じゃ、頑張るんじゃぞ」


まぁ一理あるからそこは何も言わないでおこう


男が女を守るものか…良く聞くフレーズなんだがな


「ふぅ、ご馳走さまっと、腹も膨れたし散歩でも行くかの。」


「ああ、俺は疲れたから先に寝るぞ?ちゃんと鍵かけろよ?」


「わかっておる、わかっておる」


「んじゃ、おやすみ爺ちゃん」


「うむ。」


翔は自分の部屋に戻りグッスリと眠り始めた

今回は今までで一番短い話になります。主にわかりにくいだろうと思った護についての説明もしていますね        恋:「爺さんじゃなくて私を出してくれれば良いのに…」       うわ!また恋先生ですか、このまま後書きのポジションに居座るつもりですね?        恋:「良いだろ?困る事は何もない」     まぁ確かに困りはしませんが…        恋:「なら問題無い、元々私はもっと目立つべきだからな!」     ああ、そうですか…ちなみにこの小説に出る予定はないですよ?    恋:「まぁ、2作品の国境を越えようとは思ってないよ」       もう後書き使って越えてる気がしますが、まぁいいか♪        恋:「さて、感想をもらえるとこの作者もかなり嬉しいようなので、これからも色々な人からの感想をよろしくおねがいします」        それでは今回はこの辺で、また会いましょう

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