私に当たり前をくれる
なんかもう
君と居る事が当たり前になってない?
むしろ一緒に居ない方が不自然と言うか
朝 君と待ち合わせてして登校して
隣の席の君と笑い合って
お昼休み君にお弁当を作って一緒に食べて
一緒に下校する帰り道
・・・あれ?
・・・一緒に
・・・居ない時間の方が
・・・少なくない?
もう君は
私の空気?水?
居ないと
生きていけない
存在になっている?
たとえば
君が居なくなったことを
想像してみよう
私の隣に誰が居る?
私が笑い合える相手は
どこに居る?
私の当たり前は
どこにあるの?
私を
自然に笑顔にしてくれる
相手は どこに居るの?
もしかして
君が居なくなったら
私は息もできないの?
もしかして
君が居なくなったら
私の隣には誰も居ないの?
もしかして
君が居なくなったら
私は当たり前を失うの?
もしかして
君が居なくなったら
私は笑えなくなるの?
・・・言葉を
・・・失ってしまった
初めて想像したから
・・・私は君が居ないと
・・・ダメになってるじゃん
・・・逢いたい
・・・逢いたいよ?
・・・ねえ?
・・・君は
・・・どこに居るの?
電話をしても
繋がらないし
今日は
どこに居るか
わからないし
君の家
・・・居ない
よく行く公園
・・・居ない
よく行く服屋
・・・居ない
・・・君は
・・・どこ?
・・・なに?
・・・急に?
・・・この不安は
・・・なに?
・・・あれ?
・・・どうしちゃったの?
・・・私?
・・・なんで?
・・・涙が零れるの?
・・・なんで?
・・・泣き出したの?
・・・私?
・・・逢いたいよ?
か弱い声で
本音を言葉にし
君が
どれだけ大切かが
わかる
「どこに居るの!?」
・・・これ
・・・私の声?
すごく
不安そう
いや
不安なんだって
考えなきゃ良かった
君が居なくなるなんて
もう私には
君が居る事が当たり前だ
もう
考えるのはやめよう?
君が居なくなることなんて
不安と悲しみと涙で
悲劇につつまれるからさ?
・・・あ~ぁ
・・・雨が降って来た
・・・傘なんてないや
降り注ぐ雨さん?
私の涙を ごまかして?
「どうして泣いているの?」
差し出される傘
・・・なに?
・・・その
・・・安心をくれる声?
私は君に抱き着いて
「どこに行ってたのよ!?」と
怒鳴ってしまった
君は首を傾げ
不思議そうにしていた
だけど
そんな私を君は抱きしめて
私に当たり前をくれる




