↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノヴァリアの魔導師〜転生したら全属性使いだった〜  作者: にゃふ
第7話:ザイロスとの再会

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
69/230

第68章:準備

少し時を戻す。

夕暮れが落ちるころ、レイが目を開く。


「……わかった。強化完了。魔力感知も合成した」


「どうだ? 何かつかめたか?」


ヴァルゼリオが尋ねると、レイの視線が遠くの方へ向いた。


「……見つけた。かなり遠いが、魔力の癖で間違いない。ザイロスだ」


セラも神妙な面持ちで頷く。


「虐殺や襲撃じゃなくて、何か準備してる場所…って感じね」


ヴァルゼリオも不敵に笑う。


「行き先が判明したなら早い方がいい。どうせ騒ぐやつらも出てくる」


ミナが肩ストレッチしながら言う。


「じゃ、出撃準備ってことで?」


レイは全員を見渡し、小さく頷いた。


「……ああ。明日の朝、ここを出る。荷物と装備の確認だけしておけ」


「了解!」


「任せて」


「しゃーねぇな、付き合ってやる」


動き出しが決定する。

夕食後、各自が荷造りや準備を始めた。

ミナは武具を整え、セラは旅装をまとめ、ヴァルゼリオは平然と眠る支度をしている。


屋上で星を眺めていたレイに、セラが近づく。


「緊張は……してないみたいね?」


「まぁな。あいつとケリつけるチャンスだし」


「ふふ。あなた、昔からそういうところ変わらないわね」


静かな風が吹き、寮は夜の帳に包まれた。


そのころミナは部屋で髪をほどきながらぼやく。


「はぁ、また面倒に巻き込まれた……でも、放っといて死なれたら困るしね」


一方、ヴァルゼリオは眠そうに欠伸をしながら呟く。


「この世界も、もう少し面白くなってきたじゃねぇか」


その夜、誰もが翌日の出立を意識しながら眠りにつく。

そして、次の朝。

淡い光が校舎を染め始める頃、レイたちは門の前に集まる。


ミナが腰に剣を下げながら言う。


「忘れ物、なし!」


セラは白いローブにマントを翻しながら微笑む。


「準備は万端よ」


ヴァルゼリオは相変わらず肩を回しながら欠伸。


「早く終わらせて、帰って寝るとしようかね」


レイは短く言った。


「──行くぞ。ザイロスにケリをつけるために」


三人と一人の元魔王は、静かに歩を進める。

世界を揺らす因縁との決着に向けて、物語は次の章へと進んだ――

今日は短めです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。