4.二人のテニスの王子と璃美の失恋
結鶴:「今日から部活〜!箏曲部誰かいないかな?」
璃美:「ほらさっさと行かないと遅れるよ?帰りは正門で待ち合わせね!」
陽菜:「なんか璃美って結鶴のお母さんみたいW」
結鶴:「陽菜ちゃんバスケのユニフォーム似合ってる‼」
陽菜:「えへへー。一週間後新人戦だからね〜気合い入れなくちゃ!」
璃美:「新人戦ってそんなすぐあんの⁉」
陽菜:「うん。でも新人戦って言ってもちょっと手合わせするだけだけどね〜。」
結鶴:「そっか!頑張ってね!あ、4時のチャイム…部活始まるじゃん‼」
3人:(バタバタバタ…)
(バシュッ バシュッ ポーン シュバッ)
おー!!海スゲー‼
結鶴:今の海くんの練習⁉もっと近くで見たかった〜。ガチのテニスの王子じゃん!うますぎ…
璃美:「ほら結鶴走れっ!」
結鶴:「箏でか!」
コーチ:「じゃあ、さくらさくらを練習しましょ」
ー50分後ー
結鶴:[七七八 七七八 七八九八 七八七六 五四五六 五五四三 為巾巾巾 ・・・]
コーチ:「完璧よ!これからも頑張ってちょうだいね!じゃあおしまいよ。」
部員:「ありがとうございました。」
結鶴:「璃美ちゃ〜んめっちゃ楽しかった!」
璃美:「私もめっちゃ楽しかった!」
結鶴:「そういえばささっき海くんとテニスしてた人って誰かわかる?その人もかっこよかった…。」
璃美:「結鶴って面食い?」
結鶴:「違うよ!ただかっこいいなーって思っただけ!」
璃美:「あの人はチャラいけどモデルやってて有名な奥田 健じゃん。」
結鶴:「奥田健…」
璃美:「あいつだけは絶対ダメだよ!」
結鶴:「わかってるって〜」
璃美:「いや〜面食いは心配だな〜」
結鶴:「誰が面食いだって?」
璃美:「顔怖っwww」
結鶴:「ちょっ、笑わないでー!」
璃美:「あはははははー」
結鶴:(プンッ)
ー陽菜のバスケ新人戦ー
璃美・結鶴・百合:「陽菜ガンバ〜!」
璃美:!…
試合の結果新入生の勝ち!
陽菜:(ピース)
結鶴:「おつかれっ!すごかった!」
百合:「輝いてました!」
璃美:「おつかれ。」
陽菜:「ありがとう!」
璃美:「はい図書室ついてきてー」
結鶴:「グヌヌヌ…」
結鶴:良かったじゃん璃美ちゃん!3年の先輩に話しかけられてるじゃん!
「ちょっといいかな」
璃美:‼「は、はい!」
まなむ:「こんにちは僕は佐藤 まなむ(さとう まなむ)君は大沢陽菜ちゃんってどんな子か知ってる?」
璃美:「あ…はい。友達です。」
まなむ:「良かった!ひなちゃんっていつも昼休みどこにいる?一度話してみたくって。」
璃美:「比較的教室にいますよ。私は用事があるのでそれじゃあ。」
まなむ:「忙しい中ごめんね!」
結鶴:あれ、ちょ璃美ちゃんおいてくなんてひどすぎない⁉「璃美ちゃんちょっとまって…」!
璃美:(ポタ、ポタ…)
結鶴:「え、どこか痛い?なにかあの先輩にされた?」
璃美:(フルフルフル…)「こく、はくも何もせずに…私、しつれんした。」
結鶴:「え…」