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神秘の結晶〜世界最後の錬金術師〜  作者: 聖華
第1章〜出会い〜
28/37

◇皇子として

誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい


私はリステリア帝国

第二皇子

クリスティル・フィント・リステリアとしてこの世に生を享けた

リステリア帝国は大陸でも群を抜くほどの大国

資源、情報、優秀な人員が集まり、農業や商業は盛んで国は潤うばかり

種別の差別も少なく、軍事力の水準は高く誇らしいばかりだその国を統治する皇帝は皆偉大だった

そして、今現在この国を統治する皇帝は我が父

父は歴代の皇帝の中でも特に優秀で賢王と呼ばれているほど

そんな父を尊敬しているし誇りにおもっている


そして私には兄もいる

父に似て優秀で素晴らしい兄だ

貴族たちは派閥をつくり私達に王位争いをさせたいらしいが、私達兄弟は仲が良い

派閥をつくるのは別にどうとも思わない

兄と争わせようとする行動は許せないところもあるが

私は兄に国を統べてほしい

私は王になる気はないしする資格もない………だが


「クリスティル皇子殿下、貴方様こそが皇帝にふさわしい」

「第二皇子殿下は奇才であります!神に愛されし御方。兄君である第一皇子殿下はもって秀才でしょう」


兄を侮辱するな

貴族たちは騒がしい

私は皇帝になる気はないと言っているのに

神に愛されている者はきっと楽に楽しく生きていけるだろう

私には無理な話だ


「クリスティル様、本日もお美しゅうございますわ」

「ご機嫌麗しゅう」

「今度はわたくしとお茶を…」

「あら、あなた程度が殿下とお茶ですって!身の程を知りなさい」


この女性たちは何を言っている

所詮、顔と地位に目が眩んだだけだ

それとも親に言われたのか…

私自身を見ようともしない女性たち

貴族たちは私を利用しようと常に企んでいる


みんなみんな………気持ち悪い

私を利用したいか………

なら………私も利用しよう


その思考がおかしいのか…

そうなる運命だったのか 

いや、自分自身が異常なのか…


そう思ったのは5歳の頃

その日から自分自身を偽る日々が始まった

周りが不快に思わないよう常に笑顔で、相手を気配り、皇族としての品位は失わせずに……

そのおかげで自分を守ることはでき、人を見分ける能力も手に入れた

その代償に人を人とは見れず、兄とは心の距離ができてしまったが……


偽る日々が始まってまだ日が浅い頃

私は図書室の隣の読書の部屋

隠れていない隠れた社交の場に向かった

私の偽りがどこまで通じるかを知りに


「殿下、王位をついでください!さすればこの国はこれまで以上に発展するでしょう!」

「クリスティル殿下!わたくし外国のお菓子を仕入れましたのです!ご一緒にお茶でもどうですか?」


よし、通じているみたいだ

これを知るだけでこの人たちは表面しか見てないところがよく分かる

まぁそれが貴族なのたが…


「ん?殿下、今日はいつもとは少し違いますね」

「そうでしょうか」

「ええ、体調がお悪いようでしたらいつでも言ってください………もう少し上手く笑顔をつくらなければいけませんよ」


っ……!

ばれたか…

これは改善しなければ

この貴族はボクの派閥だけどおとなしい方だから気を張る必要はないが……

気をつけよう


でも大体は味気ない日々

偽って偽って偽って


そのような面白みのない色のない日々が続き、いつの間にか8歳となっていた

3年も経てば作り笑顔は板につき皆騙されていった

父だけは気づいているだろうが………




そんなある日

父は長期の間城を空けた

長期といっても二月程なのだが…

大切な人に会いにいくらしい


父がいないだけで城は一気に忙しくなった

私の公務も増え、勉強ができないほどに

そして貴族の訪問も増えた

父がストッパーになっていたのだろう

ストッパーがいなくなった今私に媚びを売る貴族たちが大勢来る

正直、公務よりも面倒くさい

だけど顔にはださない

この国では優しい皇子様でとおっているからね


そんな日々が三週間続き少し落ち着いてきた頃

早馬で父から報せが来た

どうも父が帰還しているらしい

予定では二月程だったのだが…

理由を聞いたのだが今だに信じられない

父が一人の子供を連れて帰るらしい

どのような子供かは情報がない

あるとしても一つだけ

人見知りということだけだ 

どのような理由で連れて帰るのから知らないが父のすることだ

ちゃんとした理由があるのだろう


城中にこの報せを広め父と関わる者は子供にあまり刺激を与えないようにするようにと命じた

人見知りなら人と関わるのは苦手だろう


そんなこんなで一週間

父が帰還した

私は父を出迎えた

だが子供が見えない

目で探すと父の後ろに隠れていた








それは一人の天使だった









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― 新着の感想 ―
[一言] ここまで読ませていただきました。 殺す、のスイッチの入り方が好きでしたね♪ 自分も小説を上げているので、よかったら見てやってください(笑)
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