TWINSFAKEMMー美春と美春ー
朝起きる。
この前、池内陽子のライブで知り合った、彼女の名は美春。
鏡を見る。
疲れている俺。だけど、疲れただけじゃない。
青いTシャツに身を包む美春が、俺の部屋へ、やって来た。
美春は言う。
「何故、人間は服を着るんだろうね」
「世の全ては、愛せないよ」
「音楽はこの世の宝」
「自分自身を愛してる」
「SEXって何だろうね」
俺は美春が買ってきた、唐揚げ弁当を食べる。俺は美春に惚れている。
夜までに何人の美春がこの世に存在するのであろうか。
名優の訃報。俺は、意味のない人生など存在しないと美春を抱いた。
夜が来た。
青いTシャツの美春が二人いた。しかも俺の部屋の中。
俺は何故、俺なんだろう。
二人の美春を愛していいのだろうか。
自在に空を飛ぶ、
飛行機。近づかない水平線。
何故、人間は食事をするのであろうか。
桜がキレイだった四月三日。
美春と美春が語り合うのは人生そのものだけじゃない。
息をすることと生きることは違う。
テレビを観る。美春がニュースを読んでいた。
永久に問う。
正しいだけでは、やっていけない。
俺に生命を与えたのは誰と云えばいいのだろうか。
コッパミジンな戦友の死。皆、同じものは作れないだろう。
美春はカザス美春自身をキレイだと言い続ける。
テレビを観る。
メジャーリーグを語る俳優。
名優はこの世に多くない。俺は鏡を見る。
同じ俺など存在しないと心に秘める。
美春は美春をカザシテ美春になったと微笑んでいる。
自在な世ではないから自在。
オプション的な刑事ドラマが始まった。保つ自由自在に愛を。
今、美春はこの世に何人いるのだろう。
約束。
息を忘れたら美春と美春は消える。と泣いた。
オマエノウソヲミヌキタイ。
カザスこの世。
美春は美春。
この異に祝杯。
疑問があるからこそ生きていける気がして。
美春と美春。
名優が残した真実に愛をヒトツクダサイ。




