第7話
ー仲間ー
私が編入するのは2年5組。聞いた話によれば、男子生徒がとても多いクラスらしい。
担任は河田 元先生と言い、体育担当だった。狭山先生と年齢はおそらく変わらないだろう。
「はーい、席につく!今日はここに転入生を紹介するぞ!」
テンポのいい声で注目を味方につけた。
「まじまじ!?女!?」
軽い感じで河田先生に声をかけたのは東堂 廉。
「それはお楽しみだな!さ、入ってきなさい。」
私は合図をされて中へ入っていく。それと同時にものすごい歓声が起きた。中には女子生徒もいるが、綺麗だという目でこちらを見つめていた。
「はじめまして、橋田 舞子です。この町に引っ越してきたばかりでまだ慣れてませんが、皆さんよろしくお願いします。」
「と、いうわけだ。皆、仲良くしろよ?」
と同時にはーい!という声が響き渡る。先生に案内され、廉の隣になった。このクラスは私を含めて女子生徒は6名、残り24名は男子生徒だった。
休む時間になると、あっという間に囲まれてしまった。とても皆面白く、やりがいを感じた。女子生徒皆とはすぐに打ち解けられ、メアドを交換して今日は帰った。
次回ー告白ー