表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/16

プロローグ

こんにちわ。賛否両論な小説、世界の狭間第三章もようやく始まりました。

これからもどうぞ、宜しくお願いします。

【紋知槍】


タァン……。

神殺槍(ロンギヌス)の一撃が響き渡ると同時に、俺はビルの廊下を駆け抜ける。前方には焔斧槍(オベリスク)の長い髪がちらつく。機動性の為に、今ではポニーテールだ。文字通り、尻尾の様に見える。

彼女の手には、308NATO弾を使用する大口径の突撃銃を握っている。フルオート掃射すれば大の男でもひっくり返る程の威力を誇り、それを制御する為にはゴリラ並の筋力を要する。

「ライト。グッドラック・ブラボー」

俺は平坦な口調で彼女に言う。

「ゴースクール・ブラボー」

彼女も俺にただ平坦に返す。

近くの通風口に身を投げ、手にしたPDW(個人防衛兵器)と呼ばれる短機関銃を腰のホルダーに仕舞い、壁を伝って上る。

狙いは三階上の一角。そこに立てこもったテロリスト共を制圧すればいいだけだ。

そう。クズで無能な、ゴミみたいなテロリスト共を。

埃にまみれながらも何とか目的の部屋までたどり着き、俺は通風口をぶち破り、中に躍り出る。

着地すると同時に、バリケードを壊す音と、窓ガラスを破る音が響く。

三箇所。焔斧槍(オベリスク)が入り口、雷双槍(パルチザン)が窓際。俺が部屋の中央に突如出現した事に、テロリストが一瞬怯む。

俺は背を床につけ、足と体重移動(シフトウェイト)を巧みに使い、ブレイクダンスの要領でその場で回転し、PDWを連射する。被弾したテロリスト、人質ともに崩れていく。

誰に当たろうが俺の知った事ではない。どうせゴムスタン弾だ。ドコに当たっても死ぬ事はない。

尤も、俺の扱う短機関銃(サブマシンガン)は貫通力に優れ、柔らかい人体を貫けば体内で静止力(ストッピングパワー)が働き、致命傷を与える特殊な銃弾を扱う。この短機関銃専用のゴムスタン弾は特注品なのだ。

ここにいるクソったれ共。コイツらを潰す為ならば、俺は手段は選ばない。

【FN P90】


全 長:500mm

重 量:2800g

口 径:5.7mm×28

装弾数:50

製造国:ベルギー


ベルギーのFNハースタル社が開発した、未来的なフォルムが特徴的な小型サブマシンガン。

P90は従来の短機関銃(サブマシンガン)と違い、ドングリ型の拳銃弾ではなく、ライフル弾を小型化した弾薬を使用する。いかに携帯しやすく、いかに相手のボディアーマーを貫くかを考慮したものである。

チャチなボディアーマーなら楽に貫く特殊弾薬、独特な給弾機能、外から残弾を確認できるプラスティック製マガジン。外見だけでなく、中身も未来的な新しい単機関銃と言えよう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ