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生徒会長

始業式の日、新任の教師の挨拶の後、生徒会の挨拶がある。

生徒会長、副会長、書記2人、会計2人計6人が順番に挨拶していく。

やはり圧倒的なインパクトは生徒会長。

「10月期より引き続き生徒会長をさせていただく、桜井実久梨です。皆様の日々の生活がより良いものに、より充実したものになりますよう一生懸命努めさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。」

ハキハキとした喋り方とは裏腹どこか物静かで優しげな表情を浮かべながら淡々とスピーチをする。

「やっぱ実久梨先輩は凄いよな。人間として。なんて言うかかっこいい?けど美人だし可愛いし。社長令嬢ってやっぱ庶民とは違うのかなぁ。」

後ろに並んでいる紅輔が話しかけてくる。

社長令嬢だからかどうかは分からないが一つ一つの動作が綺麗で紅輔の言う通り明らかに他の生徒とは違う。

外見や中身はもちろんのこと動作の丁寧さも彼女の魅力のひとつだろう。

(どう考えても高嶺の花……俺には関係ない世界の人だな)

憧れという意味では好意はあるがそれ以上でもそれ以下でもない。

「彼氏いるのかな〜」

なんて紅輔は逆上せながら彼女を見ている。

実際多くの生徒が紅輔と同じようなことを考えている。

(やれやれ、生徒会長様の人気は絶大だな)

周りを見ながらそんなことを考えていた。

ふと壇上を見ると会長と目が合った気がする。

気のせいかな。


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