第七話・ロムア攻略作戦に向け(おまけマップ付き)
こういった類の小説を、地図を書かずに描いている方々、すごいですよね。
私には脳のメモリが足りません。
【西暦2024年 9月2日 深夜‐‐‐ナンバ岬ユト洋 洋上】
アドレヌ大陸の南、フリト領エルトラード帝国が南部を面するその海域は、ガルム洋からナマール海に出るための重要な海である。ガランティルス大陸からアドレヌ大陸やユト大陸へ向かう船舶のほぼすべてが通る重要な交通路だ。
そしてフリト帝政国からの情報によれば、アドレヌ大陸の西側にはレンツ帝国の植民地がある。
今回の作戦は3カ国が絡んだ大規模なものだ。その先鋒たる国防海軍第二国防艦隊第2護衛隊は、その作戦行動の結果で、後の全てが決まるという重大な任を負っている。
第2護衛隊に課せられた任務は3つある。
1、ナンバ湾の制海権確保。
2、無力化を目的とした、テグラ軍港への攻撃。
3、ルボ陸軍基地への攻撃。
特に重要なのが、テグラ軍港の無力化である。このテグラ軍港とは、ユト洋におけるレンツ帝国最大の活動拠点である。
フリト帝政国による情報では、海軍戦力についてフリゲート艦が3隻、駆逐艦が2隻、そして巡洋艦と戦艦が1隻づつを確認している。潜水艦は1隻~2隻と目されていた。
今回の部隊編成は以下の通り。第4海防隊を第2護衛隊に加えた編成種別2類の10隻に、1個艦載航空団というものである。彼我の戦力差は隻数では9隻と10隻でこちらが優っている。
→第二国防艦隊隷下、第2護衛隊
[あかいし型正規航空母艦‐1番艦あかいし|LNAC‐61]
[ながら型ミサイル護衛艦‐2番艦そてつ|DDH‐184]
[すずや型ミサイル巡洋艦‐2番艦たつた|MCS‐243]
[つくば型ミサイル巡洋艦‐4番艦ふつま|MCS‐203]
[かみかぜ型ミサイル駆逐艦‐6番艦やまかぜ|MD‐339]
[さくら型ミサイル駆逐艦‐5番艦ひのき|MD‐347]
[まつ型ミサイル駆逐艦‐5番艦くわ|MD‐355]
→第ニ地方支援艦隊隷下、第4海防隊
[もがみ型護衛艦‐4番艦みくま|FFM‐4]
[もがみ型護衛艦‐12番艦いわき|FFM‐12]
[もがみ型護衛艦‐20番艦くもず|FFM‐20]
→第3艦載航空団隷下、各部隊
[艦上早期警戒隊‐第1小隊]
[第401艦上無人飛行隊‐全隊]
[第126哨戒ヘリコプター飛行隊‐全隊]
[第903輸送飛行隊‐第2小隊]
[第402戦闘飛行隊‐全隊]
[第605無有人戦闘飛行隊‐全隊]
空母1、護衛艦4、巡洋艦2、駆逐艦3、固定翼機44、回転翼機6という大規模な編成だ。
↓アドレヌ大陸




