表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本国の指針〜第五世界との接触  作者: 虎石双葉_こせきふたば
第三章・環ナマール=ユト緊張
46/107

プロローグ

【新生歴1948年 5月21日 昼−−−ロブロセン共和国 暫定首都ビーア地区】


レンツ帝国の内務大臣、ロベルト・ルイスが暗殺されて4ヶ月程が経った頃、第三国を介してロブロセン王国からの最後通牒とも取れる外交文書が届いてから50日が過ぎた。


ロブロセン王国からの外交文書もとい最後通牒には、要請という名の指示が書かれていた。


それはレンツ帝国のルイス 内務大臣を殺害したと断定されるキルガー革命隊、それとの関与が認められるという事実無根の根拠を元にしたものである。


まず、国際テロリズム組織の活動を援助しているとの名目で、その筆頭としてロブロセン共和国の首脳であるドルガン・テリスをはじめ、外交部長のセルゲス・ビリアーの2名を挙げた。


ロブロセン王国はその2名の引渡しを要求し、同時にテロリズム支援組織を国家として認めたとフリト帝政国を非難している。


「再戦の構えですね、」


加えて、この最後通牒が届いてから2日後に寄託国であるレンツ帝国は[ユト大陸でのロブロセン王国と反王国体制派における軍事活動に関する一方ロブロセン王国宰相及びロブロセン王国軍総司令官と他方ロブロセン革命軍総大将及び諸外国義勇軍総司令官との間の協定]を一方的に無効だと発表した。


『テロ組織との関係が明るみに出た今、ロブロセン共和国を名乗る武装勢力は国際社会の秩序を乱す不安因子である。協定は国家間で取り決めるものであり、テロ組織とするものではない。ロブロセン王国の独立した主権は、我が国が実力を持ってこれを保護する準備がある。』との声明も発表している。


ロブロセン共和国をキルガー革命隊と結びつける形で避難しつつ自身の正当性を示し、停戦協定の一方的な破棄を宣言。


現在ロブロセン王国にはロブロセン共和国からの保護を名目に、レンツ帝国の軍部隊が集結しつつある。つまり、


「共和国は王国レンツとの戦争は避けられないだろう。」


最早、開戦は時間の問題だ。


「帝政国は?」


テリス 首相が質問を投げた相手は、ロブロセン共和国の暫定政府外交部長のセルゲス・ビアーだ。


「フリト帝政国は、近隣の駐留軍を配置換えするとのことです。しかしあまり期待はできないでしょう。」


フリト帝政国はナカルメニア共和国の独立戦争と日本国という新興国への支援、対エルトラード皇国戦争を経て、現在はアドレヌ大陸での工作に体力を使い尽くしている状態だ。


「帝政国は頼りにならなさそうだな。」


「えぇ、ですからペンゴが来るまでの半年は持ちこたえねばなりません。−−−」


今回のロブロセン共和国への支援の構想は、ロブロセン王国へのレンツ帝国の大規模な軍部隊の進駐に対して、フリト帝政国は可能な限りの軍部隊をロブロセン共和国へ配備する。


しかし前述の通り、フリト帝政国には余裕がないため、このフリト帝政国軍の軍部隊は抑止力や、最悪でも遅滞戦闘という目的を主としている。


抑止力でなんとかなれば良いが、最早現状を鑑みそのような平和な幕引きはあり得ないだろう。


ではどうするのか、ここで登場するのがペント・ゴール帝国である。ペント・ゴール帝国の準備が整い、援軍として大規模な艦隊と共に陸上戦力がこの地に来るまでの半年間、ロブロセン共和国は自分の力で国を守らなければならない。


「−−−帝政国海軍がユト洋に展開するそうですが、同じ列強国でも相手はレンツです。どれほど時間を稼げるか、」


「まぁ王国もすぐに攻撃をしてくるわけではないだろう。」

お久しぶりです、[虎石_こせき]です。

第三章始まります。


自身の文章をあらすじから全て読み返してみると、矛盾があったりだらだらと同じことを言っていたり、無駄な引き延ばしがあったりと、読みにくいことこの上ないと感じました。シナリオ構成に関する本でも読んでみようかと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ