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最強と言われてたのに蓋を開けたら超難度不遇職  作者: 鎌霧
16章

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400話 意外なバランス

 4回目の襲撃も特に問題なく終了。

 ふいーっと大きく息を吐き出すと共にPウサ銃から空になったクリップが金属音を響かせながら弾き飛ぶ。4回もやったら何となく傾向が分かってきた。3回目から新しい虫が増えたってのを考えれば、2回やったら新要素追加って感じで時間を掛ければ掛けるほどきつくなっていく。タワーディフェンスと言うか、ウェーブ系ゲームだと常識だからそこまででもないか。

 問題はダンジョン内に追加でモンスターが増える事だな。ダンジョンから出て直ぐの襲撃でいきなり虫系が出たのを考えたら5回目には更にモンスター追加がくるだろう。つまるところ、さっさとクリアしないと難度の上がりまくったダンジョンで戦う事を強要されるって事だ。

 

「うまい事行けばいいんだけどなあ……」


 今のところ不安しかない。私が流した事を忠実にやっていただろう情報屋、表舞台にあんまし出ていないイメージだから戦力がどの程度かが分からん。パチモンはパチモンでガンナークランを立ち上げるくらいだが強さは未知数。最後にやってきた奴に関しても全くもって分からん。

 

「とりあえず連絡とって集合するか」


 うだうだ考えていてもしょうがないし、後はなるようになる。結局いつも感じで、最初は強く後は流れでって言う毎度のことをやるんだろうし、あーだこーだ考える必要はないか。


『こっちは片付いたから拠点行くわ』

『了解です!』

『分かりました』

『おう』


 レスポンスが早いのは、やる気があるって事だな。まあ、やる気が無かったらパーティ組んでないか。とりあえず襲撃前に火を付けて外壁に置いておいた、半分ちょっと燃えた煙草を一吸いしてからぷっと吐き捨てて高台から降りる。やっぱ射撃メインなら上取ってなんぼだよな、わざわざ射線の通りにくい平地で撃つ気が知れんわ。

 こういうのを分かっている連中ならなおさら良いんだけど、あんまり期待を乗せておくと後でがっかりするかもしれんし、合流したら出来る事をしっかり聞いて考えないとな。







「そういえばまともな自己紹介をしていませんね!」


 いきなり情報屋が補給を済ませて各々準備をしている所で声を上げる。確かに自己紹介はしていないな。ダンジョンアタックする前に聞いておこうとは思ったけど、まさか先に声を上げるとは思わなかった。


「道中そこそこ距離があるから行きながらで良いだろ、騎乗ユニットは全員出せるだろ?」


 と、思ったら私とパンクしかスキルを取っていないので私とパチモン、パンクと情報屋で分かれてそれぞれのユニットに乗って出発する。無理やりと言うか基本的に乗れるのは1人だけなのだが、2人以上乗る事は可能で、その代わりに最高速度諸々ユニット自体のステータスが比例して落ちる。こういう所の自由とそれのバランスとってるのは上手な方だよな、ここの運営。


『今後はパーティ会話を使うか……とりあえず到着するまでの間にそれぞれの自己紹介といこうか』

『結局してなかったですからね!』

『じゃ、言い出しっぺからな。まあ知ってるからそこまでだろうけど……アカメ、職はケルベロス、対複数戦が得意かしらね』

『自分はサンダース軍曹です!職はスカウトなので戦闘はそこまでですね!』


 金髪金目の敢えて身長を低く設定しているエルフ、獲物はスカウトらしくSMG。それにしても情報クランだからなのかは分からないが、スカウトは珍しい。斥候役として考えたら隊列の真ん中に配置してやると動きやすいか。どういうスキルを持っているかは後で聞いてみよう。


『それじゃ、次は僕ですね……名前はアオメ、職はライフルマンです。中距離辺りで制圧射撃するのが基本、ですかね』


 こいつは青髪青目のドラゴニアン、容姿は私と大体一緒だけど、胸は薄い。獲物は通常のアサルトライフル、結構色々弄っているみたいでアタッチメントが結構しっかりついているのが特徴か。昔の女子高生がやってる携帯にめちゃくちゃアクセ付けまくってるすげえ無駄な感じ……と言うのではなく、機能性重視っぽい。やっぱりトカゲと私だけであれこれ作ってはいたけど色んな所開発されてんだな。


『俺はシャール、職はアウトロー、接近戦しかできねえ』


 黒髪黒目のヒューマンだと思う。これまた私と似たような容姿で、目つきは悪いしギザ歯でパンクロックで耳とかすげえピアス付いてる。獲物はリボルバーが2丁。アウトローって確か西部劇に出てくるような奴をベースにしているんだったかな、ガンベルトは腰と肩にかかるようにしてえらい数の銃弾を収めれるようになっている。


 それぞれの自己紹介を済ませて、ダンジョンに行く道中は他愛もない話だったりイベントの話をしている最中にもどう立ち回るかを考える。

 前はシャールと私、真ん中にサンダース、後ろにアオメならバランスは取れている?前2中1後1じゃなくて前1中2後1の方が安定するのか……。


『アカメさん、そろそろ着きますよ』

『ん、ああ、手前で降りてユニット回収したらすぐに入ろう』

『隊列や動き方はどうするんですか!』

『俺が前にでるから後ろは適当に組めよ』


 自発的にどうするか、自分がどう出るかを言ってくるのは良い傾向だ。こういう時に何も言わずに全部私の言った事をはいはい言いながら従ってくるってのも悪くは無いが、私の負担が掛かるだけなので、そいう事が無いってのを考えると自発的何に動いてくれるのは良いわ。


『殿は私、サンダースとアオメは真ん中でいいな』

『自分は索敵メインに動きます!』

『それじゃあ僕は前後の援護射撃メインですね』

『移動指示はアカがやんのか』

『そうだな、私以外此処のダンジョンに入ってないだろ?』


 ダンジョンなんてあるんですねーなんて事を言っていたので私以外は初アタックになる。結構1人で動いていそうなサンダースは拠点と砦間ばっかり行き来しているだけ、シャールも防衛ばかりで此処まで来ることが無かったらしい。アオに関しちゃ、メンバーとつるんでばかりで1人で動くって事があまりないらしい。


『入る前に何個かルールだ。リロードする時は声を掛ける、銃弾が減ったら報告する、無理しない、敵がいたら数とタイプの報告』


 ダンジョンの中に入りながら全員の返事を貰う。この辺りの声掛けに関しては大事だし、この辺りの要望と言うかルールに関して文句は無し。


「後はなるようになるか」


 結局こんな感じになるんだから、後は動いてみてだな。

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― 新着の感想 ―
[一言] アオメちゃっかりヒューマンからドラゴニアンになってるし模倣クラン認められたから変えたんかね 後お前女だったんか…… この作品キャラクターの性別説明少なくて口調でも判断つきにくいのが地味にいる…
[一言] ここまで一気読みしてきたけど、アオメって女アバターだったのか… 一人称が僕だったから男だと思ってたけど、まさか、まさかの僕っ子、いいね……
[良い点] 更新ありがとうございます。 次も楽しみにしています。 [一言] どうなるか。 上手くいきそうで上手くいかないような
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