1人かくれんぼ
これは僕の友達から聞いた話なんですけど
仮に友達の名前をたけしとしますね。
たけしはよく動画投稿サイトに動画を投稿していて、伸び悩んでいました。
そんなある日1人かくれんぼというのを知って、行ったらしいんです。
たけしは材料を調達お守りも買い、人形も作成して、万全な状態にしました。
午前3時になり、人形を浴槽に浮かべ、始めた時に、たけしはあることに気付きました。
隠れる場所を決めていなかったんです。
たけしは急いで隠れる場所を探し、近くにタンスがあったので隠れる事にしました。
そして10秒が経ち、たけしはもう一つ大事なことに気付きました。
塩水を用意していない。
やばいと思い、今すぐ出て準備しようとした時に近くで、
べちゃ、べちゃ、べちゃ
という足音が聞こえてきました。
たけしは一人暮らしなので、部屋に人が来ることはあり得ない。
もしかしたら本当に鬼が出たのか。
今見つかるとやばい、塩水は諦めるしかない。
そう考えてる間に足音がどんどん大きくなり、こちらに近づいている事に気付きました。
べちゃ、べちゃ、べちゃ
確実に近づいている。どうすればいいんだ。
徐々に足音は近づきそして、目の前で止まりました。
トン、トン
「くそ!!こうなったら!!」
たけしはズボンを脱ぎ、勢いよく戸を開け、
【おちんちん】を出し、己で精製した塩水を勢いよくかけました。
その後の事は覚えないらしく、人形が裂けていたこと、床が黄ばんでいたこと以外は
何事もなかったそうです。