表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

係決め

160,000PVありがとうございます!


Twitter始めました。繋がっていただけたら嬉しいです。

朝香とアドレスを交換してちょくちょく話すようになった。クラスでも相変わらず話しかけてくる東理子の隣に朝香がいる事が増えて、龍二が好意全開で朝香を褒めまくるので5人の中に2人が入ってくることが多くなった。


東理子への嫌がらせはパタリと途絶えた。直哉は俺が先輩2人を睨みつけたからだとか言ってたがそれだけで途絶えるのだろうか。噂って怖い。クラスの雰囲気は幾分か和らいだ気もする。まだ東理子への陰口などはあるがそれでも前よりはマシだろう。紗奈も最近は鼻歌をして調子がいい。そのお陰で直哉も機嫌がいい。



東理子とはあまり関わらないようにしていこうと思ってたが結局のところあんまり意味がないので普通に接しつつ、その都度回避していくことにした。

朝香が転生者だったってのも大きい。メールのやり取りをしていても学校じゃ全然話さないので文章と学校にいるキャラが合わなすぎて学校でのキャラにちょっと笑いそうになったりする。実は二重人格なんじゃないかな。




今日は3週間後にある林間学校の係決めをする。


「5月に林間学校って早くない?普通夏だろ〜」


後ろの席の直哉が椅子の前足を浮かして揺れながら話す。チャラいな。


林間学校か、懐かしい、前世では中学の時行ったけど泊まった部屋にゴキブリ出て同室だったヤツらと半べそかいたっけ。


「はーい、静かにー!林間学校では、7人の班が4つ、6人の班が2つとなって行動するので丁度席順で分けますよー」


朝香とその隣の席のやつが前後に別れて班に入る形で、俺の班は直哉、龍二、紗奈、紫苑、東、朝香の7人となった。


「桐ヶ谷くんよろしくねー!!」


「ん、よろしく」


東理子が振り向いて声をかけてきた。前触れなく突然振り向いて話しかけることもあるから結構慣れた。


班ごとにかたまり話し合いをする。


「班長誰にする?」


紫苑がみんなに聞いた。


「隼人よろしく〜」


「隼人だな!」


「隼人くんがいいと思う」


「私も桐ヶ谷くんで!」


「じゃあ私も」


「そうね、私も隼人がいいと思うわ」



「お前ら......分かった俺がやるよ、副班長はどうする?」


聞く前から班長になることは決まってただろうな。


「あっ私やりたいです!」


東理子が勢いよく手を挙げた。...そんなにやりたいなら班長でもいいんだが。


班長と副班長が決まった後は時計係とか地図係とか、別に要らなくね?と思うような係を割り振っていった。



班長とは別に決まった、実行委員の人がしおりなどを作るので実質忙しいのは林間学校中だ。反省会とか面倒くさそう。



林間学校は2泊3日で行う。

1日目は農業体験で昼はバーベキュー

2日目は博物館の見学で昼は飯盒炊飯

3日目は登山



朝香とメールで話したのだが、この3日目の登山で東理子が行方不明になる。山の中間地点にある休憩所で風で飛ばされた帽子を追いかけて斜面を滑ってしまうのだ。


足をくじいて歩けないし、携帯は圏外、雨は降ってくるし、助けを呼んでもこない状況で隼人が一番早く東理子を見つける。


ってなるんだけど、当日は朝香がずっと傍に付いて回避する計画を立てた。



1日目と2日目には俺は全然覚えてなかったんだが胸キュンな事故が起きると朝香に教えてもらったので個人的に回避しようと思う。




「みんな林間学校が終わったらすぐにテストがあるので気を抜かないようにねー」


授業の最後に先生がそう言った。クラスでブーイングが起きる。中学の総復習的なテストだから結構簡単だと思うけど。



「うっ...まゆりん、御教授のほどよろしくお願いします...」


「ふふ、私よりも適任がいるんじゃない?」


朝香はそう言うと俺の方を向いてきた。


「いや朝香頭良いだろ(どういうつもりだよ)」


小テスト全部満点だったし中学の時は学年3位とか言ってたな。


「首席がここにいるんだから教えてもらいましょうよ(私じゃ力不足だからあの子理解力壊滅的よ)」


「私桐ヶ谷くんに教えてもらいたい!いいかな!」


「お、いいねー皆で勉強会しようぜ!」


龍二が乗ってきた。本格的に朝香に惚れたのか?


「俺も隼人に教えてもらいたいなー」


直哉は俺が教えなくても理解してるだろうに。東理子に苦手意識持ってんの気づかれてんな。


「放課後図書室で勉強でいいか?いつやる?」


この班は全員帰宅部なので部活の心配はない。龍二は野球好きのくせに坊主は嫌いだとか言って入らなかったからな。


「特に予定はないから毎日でも大丈夫かな」


「私も大丈夫!」


朝香と東理子はそう答えた。他の4人は年中暇な奴らなので大丈夫。


「じゃあ今日の放課後からやるかー」


「おー」



放課後になり7人で図書室へ向かった。クッソ目立ってるなこのグループ。

異世界転生タグを付けました!利用規約を読んだところ、現実世界はそのままにします。ランキング変動すいません!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ