第3話 その瞳はクリスタル
先程までピクリとも動かなかった栄田の指が動き、程なく目を覚ました。
校長がゲンジロウにまくし立てた。
「春日先生っ!!
こいつが息を吹き返したぞっ!!
早くとどめをっ!!」
「こいつはもう大丈夫です。校長・・・」
「ぼ・・・僕は今までどうしていたんだ?」
「え、栄田の言葉遣いが変わった!?」
「先程、肛門から腸に気を送り、そこから脳を書き換えました。もう、栄田は今までの栄田じゃない。生まれ変わったんです。」
「先生・・・僕は・・・」
栄田の顔つきも目の色も変わっていた。今までのドブ川に漬け込んだような濁った目ではなくなり、FFの光の戦士が見たらくり抜いて持っていきそうなぐらいのクリスタルな輝きを放つ曇りなき眼になっていた。
ゲンジロウは生まれ変わった栄田の肩に手を置いた。
「栄田、お前はたった今、ゴミから人間にジョブチェンジしたんだ。一生懸命に生きるんだぞ!」
「はいっ!先生!!
はっ!そうだ!君達も受けるんだ!
先生の浣腸をっ!」
クラスのボスであった栄田に促され、クラスの面々がゲンジロウの浣腸を受けていく。
ゲンジロウの繰り出す浣腸の度にクラスにクリスタルの瞳が一つまた一つ増えていき、その度にゲンジロウの指が臭くなってゆくのであった。
そして程なくA組に24ならぬ48の瞳が輝くのであった。
「もう、3年A組は大丈夫。」
ゲンジロウが笑顔を見せながら校長の方に顔を向けた。
だが、校長は浮かない顔をしていた。
「春日先生、A組を何とかしても焼け石に水、この高校の一番の癌はZ組なんだ。
そこにこの学園を牛耳る番長がいる、そいつをどうにかしないとこの学園は救われない。」
「分かりました。さっそくそいつをブッ倒しに行きましょう!」
「先生、僕達もついていきます!」
改心した栄田を筆頭に、A組の生徒達がゲンジロウの元に集まり、ゲンジロウ達は校長とともに校舎の最上階にあるZ組の教室に向かった。




