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悪の秘密研究所を壊滅させたら、実験体の少女に懐かれたんだが……。若き凄腕エージェント・ムラサメはある日突然、1児の父となる。  作者: マナシロカナタ(かなたん)★ネコタマ★3巻発売決定!☆GCN文庫
エピローグ オペレーション『Ko-bai!』(一人でお買い物作戦)

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第65話 事後処理とか「えへへ、なんでもないでーす♪ えいっ♪ ちゅっ♪」とか

 それから数日の間、俺はいくつも報告書を書いたり、イージス上層部に直接報告をしたり、俺の天使炉を抑えるための自動リジェクト・プログラムを再構築したりと事後処理に追われた。


 検査入院中のサファイアや、ガチ入院中のミリアリアのお見舞いにも行った。


 サファイアは元気そのもので、すぐに退院となり。


 重傷だったミリアリアも後遺症が残るようなことはなく、早々と退院して今は自宅療養に切り替わっていた。


 そしてミリアリアと俺は正式に結婚をして、サファイアを養子に迎え入れた。


 俺はいろいろと事後処理を終えて、ミリアリアも元気になってからでいいと思っていたのだが、


「そうと決めたら即、行動に移す。それが男の甲斐性と言うものだ」


 ダイゴス長官から婚姻届けを手渡され、その場で署名をして、その日のうちに結婚することになった。


 といっても結婚式はまだ少し先なので、今までと何が変わるわけでもない。


(なぜかダイゴス長官が綿密な結婚式のプランを用意していたので、結婚式の話自体はとんとん拍子で進んでいる)


 オペレーション・エンジェルが続いているわけでもないのに、ミリアリアやサファイアと一緒に生活をするのは、なんとも不思議な気分だった。


 だけど一点だけ。

 ミリアリアがすごく甘えてくるようになったのは、前と大きく変わったところだ。


 サファイアがお昼寝したりして俺たち2人きりになると、ものすごく可愛らしく甘えてくるのだ。


「カケル♪」

「どうした?」

「えへへ、なんでもないでーす♪ えいっ♪ ちゅっ♪」


 なんて言いながらソファでじゃれついてくるのだ。


 今までも家族ではあったものの、任務だから踏み込み過ぎないように自重していたらしい。


「まだ身体は完治してないんだから、あまりはしゃぐと身体に(さわ)るぞ?」

「病は気からと言います。幸せな気分になった方が、身体も良くなると思うんです」


「まったく、いつからこんなに甘えんぼになったんだ?」

「女の子は、好きな男性には思いっきり甘えたい生き物なんですー」


 ミリアリアの新たな一面に、最近の俺は毎日ドギマギさせられっぱなしだった。

 自分だけに特別な姿を見せてくれることが、すごく嬉しいんだよな。



 とまぁ。

 そんな感じで平和な日常が続いた、とある日の朝。


「サファイア。今日は購買に行って、お金の使い方を覚えよう」


 朝食の席で、俺はサファイアに告げた。

 もちろん昨日の時点でミリアリアに話は通してある。


「こーばい?」

「イージスの施設の中に、食品や雑貨を扱うお店があるんだ」


「おみせ? うーんと、イヨンモール?」


「あはは、あそこはお店の中でも特別ビッグなお店なんだ。今日行くのはもっと小さいお店だな」


「ふーん?」

 よく分かっていない様子で小首を傾げるサファイア。


 ちなみにイージス設立当初は購買ではなく、軍隊内での売店を意味するPXと呼ばれていた。


 しかし「イージスは軍隊ではなく治安維持部隊だから、軍の名称を使用するのは相応しくない。国民に余計な不安を与える」だのなんだのて国会で長々と揉めて、最終的に購買という名称に変わった。


 どっちでも大して変わらないであろう、国民の99%が気にもしない不要な言葉遊びをする前に、もっと本質的な議論をするべきではと辟易した記憶がある。


 それはさておき。

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