表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2つの世界を繋ぐ者  作者: きっこー
霊魂制御
158/177

反逆者たちの裏

琴羽(ことは)ちゃん?戦えそう?」

 そう言いながら私は算盤で琴羽ちゃんの頭を叩く。

「戦わせる以外の選択肢はないんですけどぉ」

 聞かなかったことにしようね。私は優しいから、琴羽ちゃんに無理をさせたりはしないもん。

 あ、いいこと思いついた。

「セーラ、代わりに戦ってきてあげて」

 私はそう言ってセーラに算盤を投げつけた。

「嫌に決まってるんですけどぉ」

 は?私に文句?

 しかも算盤を避けやがって。

「戦えって言ってるんだけど」

 私は空中からたくさんの算盤を取り出した。

「あんたがいけばいいと思うんですけどぉ」

 私は算盤を全部投げつけようと思ったけど、やめた。

 それはありだね。琴羽ちゃんに無理をさせずに済む。

「じゃあ、一緒に行こうよ」

 セーラは明らかに不満そう。

 でも、逆らえないと思うよ。己の戦闘本能には。

「あんたの命令で行くわけではないんですけどぉ、まあ、行きますか」

 ほらね。

 店主の間を千葉(せんは)ちゃんに盗聴させた結果、ここに来るのは虹蝶呪莉(にちょうじゅり)虹蝶天花(にちょうてんか)三島幽依(みしまゆい)小石明里(こいしあかり)、そして翡翠神。

 世界の改革のために翡翠神の暴走は必須。だから虹蝶凱阿を殺す方法をいろいろ考えていたわけだけど、その想像を絶するような苦労が要らなくなって、私は今機嫌がすごくいいの。

 虹蝶呪莉は世界が今の形になる前からずっと戦い続けている強者だって聞くけど、今ならいけちゃうかも。

 ミチヨちゃんが見てくれた虹蝶凱阿の末期の話とかでの揺さぶりもできるだろうし、もしかして、余裕!?

 ふふ、わくわくしてきたよ!

(はかり)とセーラは戦うのか?私は……」

 名前を呼ばれた気がするけど、面倒だからこいつは無視しよう。

「私のサイボーグ人間たちだって便利だぞ」

 ああ、うるさいうるさい。

 希望学校を攻めるときにちょっと役に立ったくらいで。もう無視無視!




「誰が出てくると思いますか?」

 私、星月夜翡翠(ほしづくよひすい)はそう言った。今は世界への反逆者の拠点に向かいつつ、みんなで対策を話し合っていたところだ。

「知らない人だと考えた方が自然だぁよ」

 呪莉さんがそう言った。どういうことだろう。

「今まで出会った人を出す理由がないのです」

 幽依先輩が説明してくれた。確かに、知らない人の方がこっちは困るから、相手がそうやってくるのは当たり前か。

「逆に、こっちは全員戦い方がバレてるから、短期決戦を目指すべきね」

 天花様がやる気満々にそう言った。

 戦い方……霊魂制御をうまく使えるかが鍵になりそう。

「思いっきり突撃しちゃって、絶対に直すから」

 明里先輩はそう言ってるけど、回復薬であることがバレた場合に真っ先に潰されるのは明里先輩な気がする。まあ、血の一滴から復活する明里先輩なら大丈夫か。

「早速お出迎えだぁよ」

 呪莉さんがそう言って笛を構えた。

 世界への反逆者の服を着た2人の敵がいた。どっちも見たことがない。

「セーラに、謀……?」

 天花様が呆然とした様子で呟いた。

「そうだねぇ、予想はしていたから驚かないんだぁよ。完全な洗脳は珍しい魔法だからねぇ」

 呪莉さんがそう言った。

 2人の知り合い?

 それにしても完全な洗脳って……?

「教え子と争うのは嫌だけど、そう言ってる場合じゃない状況だからねぇ」

 呪莉さんがそう言って突っ込んでいった。

 言い方的に、天花様と同じ時期に希望学校にいた人たちってことかな?

 天花様もその後を追うように突っ込んでいった。

 力を尽くすって決めたんだ。今はとりあえずこの2人を倒す!

 そう思って、私も敵へと突っ込んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ