人生を豊かにする私なりの人生観。
まずはじめに、拙作は単なる個人的見解であることを前置きしておきたい。筆者の人生観を記したものであり、興味がなければ読んでいただかなくて結構だ。
しかし、他者の人生観を知り、自らの人生を豊かにしたいと考える者がいるならば、拙いながらも筆者が考える「人生とは、」を読んでいただきたい。損はさせないとまでは言えないが、なにかの助けになれば幸いだ。
現代社会において、「寛容であること」は重要視されている。寛容な人間になりたいと思う者は多いだろう。筆者もその1人だ。これについて述べておきたい。
「寛容であること」とは、他者の考え方を受け入れることだ。
この文章自体が「寛容」ではない。
なぜなら、「寛容であること」の意味を1つしか認めていないからだ。
わかりやすく言うならば、他者に対して「寛容にしろ!」と語る人間は果たして寛容だろうか?
これを踏まえれば、他者に対して自らの意見を押しつける行為がいかに愚かに感じるかわかるだろう。
ただし、受け入れることと従うことは異なる。
相手の意見を聞いた上で、自らの意見が優れている点はそのままに、相手の活かせる点を拝借するのである。
考え方における優劣の基準は己自身だ。
唯一絶対の正解はない。
それぞれがそれぞれの信じる道を進むしかない。だからこそ、他者の考え方を受け入れ、自らに活かす。
この程度の考え方であれば持っている読者の皆様も多いだろう。しかし、現代社会においてはあまりに争いが絶えず、くだらない議論がネット上で今も行われている。
はっきり言って、他者を論破したり煽ったりすることは互いにとって時間の無駄である。
議論の相手がどの程度の思考レベルであるのか、議論する価値があるかを判断すべきだ。
限りある人生を豊かにするため、筆者はこのように考えている。
拙文を読んでいる読者の皆様の人生が豊かであることを祈りつつ、筆を置かせていただく。