エピローグ
「皆さん。今回のショーは楽しんでいただけたでしょうか?」
「何分まだ不慣れな姿で用意した道具でしたので至らぬ点も多々あったかとは思います」
「さて、今回の演目で犯人は二つの箱をもっていました」
「二つあるというのはとってもよいことです」
「人間の眼も耳も腕や足も二つあるが故に片方が壊れても生きていくことが出来る」
「二つセットのアイスも恋人と分けて食べられる。勿論一人で二つ食べてもいいわけですが」
「マジックにおいても二つあるというのは便利なものです」
「例えばこちらに用意した大きな箱」
「ここに私のアシスタントに入って貰いましょう」
「はーい可愛いバニーちゃんが入りまーす!!よろしく!!」
「では蓋をしてこちらに用意したナイフをさしていきましょう」
パチン。
「……はい、これでナイフが40本刺さりました。この箱のどこにいてもナイフが刺さっているでしょう」
パチン。
「ついでに燃やしときましょう。これで何があっても脱出出来なければ私のアシスタントは死んでしまいます」
「ですが安心してください。アシスタントはこちらの布から現れます」
パッ。
「はーい!!脱出大成功!!」
「いつもならここで終了ですが今回は先にネタばらしを」
パチン。
「はーい!!実は箱の中でも私は無事でした!!」
「「なぜなら可愛いバニーちゃんは二人いるからです!!」」
「勘のいい皆様ならもうおわかりですね」
「次回のショーの演目はもう一人のあなた」
「これを生み出す不思議な生物」
テケリ・リ。
テケリ・リ。
「スライムドールでございます」
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――――――スライムドール――――――




