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第1章 変わらないはずのセカイ 2
「・・・にしても、何でアクリシオにでっかい店持ってるねーちゃんが今回は〘鋼の盾〙の護衛を使ってないんだ?あれか?近頃はやりの経営難か??」
退屈そうに歩いている永久はあくびをしながらレイジーに言った。
「私のとこが経営難はありえません!!アクリシオのほとんどの薬屋は私たちの経営です!!」
レイジーは頬を膨らませながら永久の前面に出て言った。
レイジーの本職は、薬学者。その実力はアクリシオのほぼ全域の薬という薬を管理しているレベル。それはアクリシオの全域から太鼓判を押されているようなものだ。
「ねっ、ねーちゃん、ちけーよ!」
「今、〘鋼の盾〙の方々達はほぼ全員、警備のもの以外はブリテンに演習に行っています。そのすきっ・・・いいえ!そこでたまたま手の空いていた休みの私が私のお休みを使って古代都市の未開発部を調査しようとしているまでです!!」
・国の軍〘鋼の盾〙がいない
・未開発の古代都市
・言い方おかしい
もうこの時点で行く前にやってしまった事に気づいた二人であった。