中世文明データ2 欧州周辺地域
なんとレビューをいただいてどさどさ見に来ていただいているようなので、1年ほどほったらかしにしていたものを無理矢理書いて投稿します。
帝国王国のバリエーションの一つかのように、大公国と名の付く国がよくなろう小説には登場しますが、ちょっと違う成り立ちや性質を持っています。主要な3国を並べてみましたが、どくとくな雰囲気だけでもお分かりいただければと思います。
ルーシ(キエフ大公国)、ノヴゴロド大公国、モスクワ大公国
社会制度:貴族共和制、公国の集合体国家
民族:東スラブ人、タタール人(モンゴル人)、ノルド人
指導者:大公
階級:大公、公、貴族、商人、職人、農民(後に農奴)
領土規な河模:広大、肥沃な土地、ステップ地帯、長大な川を有する
主戦力:貴族の親衛隊、民兵、遊牧民族傭兵部隊
敵対勢力:ドイツ騎士団、モンゴル帝国、諸侯内乱
主産業:農業、毛皮、国際貿易
経済:活発、小規模なギルド、ヴォルガの交易路
主要文化:ビザンツ、北欧、アジアの入り混じった文化
宗教:東方教会、民俗信仰
特記事項1:欧州の中では先進的(特殊)な政治体制である共和制
特記事項2:ヴァリャーグからギリシャへの道という強力な交易路
特記事項3:公国がいくつもあるため、首都が陥落しても生き残れる
イベント:北方十字軍、タタールのくびき
ボヘミア王国(プラハ)
社会制度:封建制
民族:チェコ人{ケルト人、西スラブ人、アヴァール人(黒海西側出身の遊牧民族)の混血}
指導者:王
階級:王、領主、家臣、騎士、農奴、商人、職人
領土規模:広大、中欧最大勢力国家
主戦力:騎士
敵対勢力:宗教戦争(カトリック対プロテスタント)、オーストリア王家、モンゴル
主産業:農業、ボヘミアガラス、ビール
経済:活発、中欧最大の要衝地
主要文化:ドイツとスラヴの混合
宗教:ローマカトリック、プロテスタント
特記事項1:ボヘミア王がローマ皇帝になったことで爆発的に発達
特記事項2:立地的に戦場にならず東南北側に派兵、ビザンツも恐れた
特記事項3:黒死病から逃れる
イベント:第一次プラハ窓外投擲事件(フス戦争)、ルクセンブルク家
ポーランド王国
社会制度:地方分権強めの封建制、のちに貴族共和制
民族:雑多、以下が主な民族。
ポーランド人(西スラブ族系)、ルーシ人(東スラブ族系)
リトアニア人(バルト族系、北方民族)、タタール人
指導者:王(大公)
階級:王、公、貴族(士族に類似)、商人、職人、農民(後に農奴)
領土規模:大きめ、どんどん拡大する
主戦力:タタール軽騎兵、シュラフタ重騎兵
敵対勢力:周辺国(神聖ローマ帝国、キエフ諸公国、ボヘミア王国)、モンゴル帝国
主産業:農業
経済:特記事項なし、排他的、閉鎖的な経済志向
主要文化:民族音楽、ポーランド独自文化は色濃い
宗教:カトリック
特記事項1:地主(貴族)の力が非常に強い
特記事項2:モンゴル族に侵攻を受けたり、一緒に他国に侵攻したりした
特記事項3:改宗は神聖ローマ帝国を介さず行い、敵対姿勢をみせた
イベント:モンゴル帝国のポーランド侵攻、黄金の自由、マグナ―ト
フン族
社会制度:族長による単独統治、他民族の連合
指導者:王(族長)
階級:不明、王、戦士、婦女子か。
領土規模:広大
主戦力:弓騎兵、突撃騎兵
敵対勢力:あらゆる帝国
主産業:酪農、略奪、搾取
経済:良好
主要文化:不明
宗教:不明 民俗信仰か
特記事項1:アッティラによる強力な統治
特記事項2:農耕をせず、略奪や搾取により経済を成り立たせた稀有な民族
イベント:ゲルマン民族の大移動、カタラウヌムの戦い
本当は南スラブ系国家とゴート族も入れるつもりだったのですが、力尽きたので終了です。おそらく後ほど追記します。マジャール人は書く内容があまりになかったので終了です。追記しません。
PVが落ち着いたら整頓します。
再び完結を打ちますが、まだまだまだネタ募集中です(しつこい)