評価ポイント1:1は高評価されている
文章評価:ストーリー評価が1pt:1ptで付くと、悪い評価を下されたと思ってショックを受ける人が多いんじゃないだろうか。
だけどこれは、思い込み、勘違い、あるいは被害妄想である可能性がある。
僕が把握しているだけでも、1:1評価を頻繁に付けているユーザーさんが3人いる。
が、この人たち、どうも「ちょっと評価できる」作品に、1:1評価を付けている節が見受けられるのである。
実際に本人に確認したわけではないので確実ではないが、おそらくは「ものすごく評価できるというほどではないけど、ちょっといい感じ」ぐらいの作品に対して、1:1評価を付けている。
僕が把握しているユーザー、しかも評価点の付け方まで把握している人となると当然3桁もいないわけで、実際にはもっと莫大な数のユーザーが、このような評価スタンスを取っている可能性がある。
小説家になろうのマニュアルには「ポイントを付けるための基準は小説家になろうでは用意しておりません。読者の皆様の判断にお任せしております」と書かれており、この評価の仕方を「あるべきでない」と断ずることはできない。
せいぜいのところ、現在の事実上の標準に反している、といったところだ。
むしろ、これら独自の評価スタンスを取っている評価者は、かなり真剣に作品を評価しているように見える。
多くの作品を読み、「こっちの作品よりもこっちの作品の方により良い評価を下したい」とか「こっちの作品に何pt入れたなら、こっちの作品にはその何倍ぐらいのptを入れないと嘘だ」とか、そういうことを真剣に考えていくと、どうしてもそのようなスタンスにならざるをえないのではないかと推測できる。
そう言った評価者に対して「1:1評価とか付けたら傷付く作者がいるんだからそう言う評価方法はやめろよ」と言うよりは、多くの作者に対して「1:1評価に傷付くなんてバカらしいよ」という考えを広める方が建設的なんじゃないかと思って、こんなエッセイを書いてみた次第である。