あとがき(登場人物イラスト付き)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この物語は、断罪やざまぁの形を借りながら、
本当は「人が再び信じ合うまでの物語」を描きたくて書きました。
人を愛し、――そして、裏切られてもなお、信じたいという想い。
......完璧でなくてもいい。
それでも、もう一度誰かを信じようとする瞬間に――
人はきっと強く……優しくなれるのだと思います。
最後に――この作品の中で確かに生きた彼らを、
少しだけご紹介して、そっと物語を閉じたいと思います。
背景や雰囲気は、彼らのイメージに添って作りました。
白金の髪と淡い青の瞳を持つ少女――フィオナ。
裏切られ、傷つき……それでもなお人を信じた。
悲しみを抱いたまま目を伏せるその姿は、
冬の光に溶けていく祈りのように、静かで――あたたかい。
すべてを包み込むようなやさしさが、彼女には宿っていた。
冷たい雪原に立つ青年――カイエン。
黒髪と金の瞳。……沈黙の奥に宿るのは、静かな炎。
彼は「理性」と「恋情」の狭間で揺れながら、
愛する者を守るため、すべてを背負う覚悟を選んだ。
雪が舞う、辺境の地に現る1人の少年――ダニエル。
その瞳には、未来を見通す静かな光が宿っている。
――彼は、愛する家族を救うため、時を越え、
過去へと降り立った“未来の息子”。
決断と覚悟に生きる王太子――オスカー。
金色の髪と冷たい紫の瞳。――その陰に潜むのは、秩序と効率の論理。
国を守るためならば、彼は迷わず誰かを見捨てる決断を下すだろう。
その選択が……愛と権力の均衡を試すことになる。
そして今、他の世界で――
陽が差すと金に光る茶髪の少年――とある聖女の未来息子。
彼の物語がいま、静かに動き出します。
その物語が形になったら……そっとお知らせしますね。
読んでくださったあなたに、心からの感謝を。
ブクマや感想をいただけると、次の創作の光になります。




