エピローグ
決闘が終わってからというもの、
私の噂を耳にした魔術師達に毎日バディにならないかと迫られるようになった。
トウマ様が追い返して下さってるが、いらない仕事を増やしてしまったようだ。
私の存在を秘匿するというルネ様の判断は間違っていなかったのかも知れない。
「リコ、最近は上手くやっているか?妙な輩に困らされてはいないだろうか?」
「だ、大丈夫ですよ!」
ルネ様はあれからもちょくちょく顔を出しては私に「元気か?」等お父さんのような質問をしてくる。
初めはルネ様がカレンに魔具を使わせたのではないかと疑われていたようだが、カレンの部屋から怪しげな魔具が大量に見つかったこと、ルネ様の体には何の異常反応もなかったことから彼の疑いは無事晴れたらしい。
カレンはというと、禁錮刑が言い渡されたものの、観察期間を設けられ
コンチータさんとナターシャさんが「叩き直してやる」と張り切っているようだ。
「おい!それ終わったら時計塔の掃除な!国民と私達にしっかり仕えるこった」
「この……!こんな粗暴な花がこの世に存在するだなんて……!フレッド様、何とか言って頂けませんか?」
「何で?俺は絶壁の頼みごとは聞かないよ、牢屋で一生を終えたくなかったらしっかり働いてくれ。」
「害虫が!」
「はいはいカレンさん、きびきび動きましょうね~」
フレッド殿下は相変わらず王位継承者として君臨しているものの、トウマ様は次の序列試験で絶対に勝ってやると息まいていた。
ロイド先輩とマリーベルちゃんも相変わらず元気で、トウマ様と二人でよく会いに行っている。
「お兄様、いいの?あの二人あのままだと結婚してしまうわよ!」
「おいっ……!はは……殿下の前で変な事をいうものじゃないよマリーベル。」
「なになに?何の話?」
「なんでもない、興味持つな!」
2人は相変らず仲睦まじい兄弟だ。
そして、私達はと言うと……
「疲れたー!リコ、肩かして!」
「どうぞ」
「はー落ち着く……リコと一緒にいたら疲れとか無くなっちゃう」
私達の関係は特に急展開を迎える事は無いが、
「ねえ、今日は特に疲れたし……ほっぺにキスしてもいい?」
「……ど、どう……ぞ……」
すこーしずつ、進展しているかもしれない。
これで完結です。評価を下さった皆様、読んで下さった皆様ありがとうございました。
個人的な事ですが、こちらの作品は完結させるまでに大変苦労した為本当に終わらせる事が出来て良かったです。




