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見た目騙しの魔法使い  作者: 積む摘む
5 波乱の会議
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大きな音を立て、勢いよく扉が開かれる。



「ッ、ジャックさん!!大変です!!」



会議をしているという中で、ノックもなしに飛び込んできた衛兵。



「なんだ、また何か誤作動でも起こったのか?」


「いえ…それが……機械が、暴れ、始めました」



その瞬間、会議室に動揺が走った。

特にジャックは、普段からは考えられないほどの焦りを見せる。



「それは本当か?!」


「はい、信じがたいことに、政府が命令して動かしている機械が、突然国民を襲い始めて…」


「…衛兵は?」


「もう出動させています」


「わかった。私もすぐ向かう。お前も、部隊に戻れ」



それを聞くと、衛兵は軽く頭を下げ、再び走り出した。

同時に、ジャックは周囲を見回した。そこには、不思議そうに眺める他国の代表がいた。



「すまないが、緊急で用ができた。一時的に会議を中断させてもらう」


「何があったんだ?俺たちにも分かるように教えてくれよ」


「…簡単に説明する。私たちの国では、機械の行動をある一箇所で操作してるのだが、おそらく、そこに異常事態が起こったようだ。そして、機械が国民を襲ってる」


「やばいことになってるわね〜。私たちも行こうか?」


「…いや、遠慮して…」


「そうだな、俺たちも行く。国民が襲われてんだろ?救わないわけなんてないだろ?」


「そうだが…こっちには…」


ジャックは、何か理由があって、協力を渋る。

まるで、他の国の者に見せてはいけない秘密があるかのように。



「うるせえ!つべこべ言わず、行くぞ!それとも、お前は、国民が大切じゃないって思ってるのか?なぜ、お前は代表をしている?」


「そうじゃ。我々は、国民が安全に暮らせるように活動しているのじゃろう?」


「…わかった。お前達の力があれば、より簡単に制圧できるだろうしな」



これ以上は、対話の無駄だと判断したジャックは、前向きに物事を捉える。

半ば、諦め気持ちも含んでいた。


「さっさと行こうぜ。俺はお前の案内がないと辿り着けそうにもないからな」


「…多分、見失うと」


「ん、なんか言ったか、ケイト?」


「いえ。さあ、行きましょう」



全員が椅子を蹴って立ち上がり、行動を始めた。

はい


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