表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見た目騙しの魔法使い  作者: 積む摘む
5 波乱の会議
86/92

84

お久しぶりです。


入ってきたのは、1人の女性とその従者。

頭にウエスタンハットを乗せた女性は、革のブーツにネッカチーフと、異国の物を身に着けている。

胸に取り付けられた純金のバッジは、不要なシャンデリアの光を、これまた不要なほど反射していた。


極め付けはその腰にかかる武器。

そこには、細長い槍のような剣、そしてリボルバーと、ほぼ無関係な組み合わせの物がぶら下がっていた。



従者も似たような格好をしている。

しかしこちらは、無駄なものは一切つけないといわんばかりに、全く装飾のない服装をしていた。


「すでに全員きてると思ったんだけどね。予想は外れたようだ」


「さも間に合ってるような雰囲気をだしているが、ロージャ、お前も遅刻だ。それも3分も」


「いいじゃん別に〜。最後にやってこなければいいわけだし」


その発言に不快感を示すものの、これ以上は無意味と判断したジャックは口を閉ざした。



そして、会場を舐め回すように眺め、


「おや?」


カインのところで止める。


会議に用意された椅子は大人用であり、背の低いカインは座ると体が見えなくなっていた。故に、椅子に正座でなんとか高さを稼いでいた。

それでも見えるのは、頭のてっぺんに近いあたりだけだが。


ロージャはそんなカインをまじまじと観察し、何もなかったかのように視線を戻した。

これには、ヘンリーは内心ほっとしていた。



ブーツが床を叩く音と、金属が擦れ合う音。互いに音色を奏で、静かな空間を支配する。

ロージャは自分の席に、あたかも自宅のソファかのように、勢いよく座った。

高級な椅子が軋み、悲鳴を上げながらも優しく包み込んだ。



「で、あのデカブツはまだきてないと」


「ああ、グイドはいつも遅いからな。はぁ、あいつに何度注意したことか。なんでこうも変なやつが代表になるんだか」


「そうじゃな。奴の方向音痴は昔からじゃし。入ってきたら絶対、『いやぁ、すまんすまん。会場がどこか分からなくてな』なんて言うに決まっとる」



妙にうまい声真似をするヘンリーは、変な奴らの集まりというのには一切触れずに水に流した。

そうこうする内に、開始時刻は当に15分を過ぎるころ、力強く扉が開いた。



「いやぁ、すまんすまん。どこが会場か分からなくてな!」



そして入ってくる筋骨隆々の50代ほどの男。

服装は至って普通の剣士と言った姿で、全身とまではいかないものの、一部鎧を纏っていた。背中に担ぐ大剣は、傷がつき、血の跡がくっきりと残っており、どれだけ愛用したかを物語っている。

特筆すべきは顔。片方の目を眼帯で覆っており、いかつさにより拍車をかけている。



「はぁ…何度言ってもお前は遅い。少しはちゃんと聞いておくとか、部下に覚えてもらうとかしたらどうだ?」


「いやあ、うちの部下も大層物覚えが悪くて」


「おいおい、筆頭。俺は何回も指摘したはずだぞ。それでも尚、あんた様が聞かなかっただけだろ」


「う、う〜む…まあ、そうとも言うか…」


「そうとしか言わないと思う」


「あ、そうそう。言い忘れてたけど、こいつは俺の息子であって準筆頭のケイトだ。一応、15歳になって働けるようになって、騎士団に入ってって感じだ」


「…どうも、ケイトです。うちの親父が迷惑かけてるようですみません」



流れを変えるために紹介されたのは、グイドの後ろに控えていた従者、ケイト。

一見するところ、少し気の強そうな少年という印象を受ける。同じ15歳であるカインとは、印象も身長も差があり過ぎた。

腰に吊るした双剣は蒼く、淡く輝いており、毎日丁寧に手入れされていることが見て取れた。父親であるグイドとは打って変わって、そこまでの熱量を感じない。



「…最近は、若ければ若いほどいいという風潮でもあるのか?」


「そりゃまたどうして。うちでも若手は大歓迎だが」


「いや、そいつ。ヘンリーの席の隣。あいつとかお前の息子を見ると、そう感じずにはいられないだろう」


「あ、一応言っておきますけど、僕も15歳ですからね。勘違いしないでください」



カインは、半分ほど顔を出してその存在を主張する。

頑張って手を挙げるも、ほとんど見えない。



「おいおい…ヘンリー。お前も子供がいたとは。どちらかと言うと、孫か?」


「いや?昔に拾った子じゃ。なんやかんやで育ててたら強くなったから、戦ってもらってるだけじゃ」


「へ〜、いつのまにそんな子拾ったの?てか、その姿で15歳って言われても信用ならないんだけど」


「拾ったのは結構前じゃな。あとこの姿についてじゃが、まあ、色々あったとだけ言っておこう」


「は〜、こいつが俺の息子と同い年か。仲良くやってくれよな」


「その機会があればだと思うぞ。ま、一応話はすると思うが」


「なんでお前は上から目線なんだ。まあいい。早く会議を始めようぜ。日が暮れちまう」


「「「お前にだけは言われくはないね」」」



様々な言葉が飛び交ったものの、こうして会議は幕を開けた。

同時に新たな波は、新たな世代とともの出来上がっていく。


テストとかで忙しいのと、やる気出ませんでした。ちゃんと書いて終わらせます。

あとなんか、評価とかの主張激しくないか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ