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見た目騙しの魔法使い  作者: 積む摘む
4 悪魔と別次元の敵
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短め。

飛び込んだ瞬間、形の構造が一気に変わり果てる感覚がした。私が普段感じていた世界が、一気に広がった。


手が丸くなり、体が厚みを増した。



そして、視界が白くなり、開けるとそこは大きな城の一室だった。

でも、大きさだけは一丁前だが、装飾は殆どされておらず、簡素な家具がいくらか置いてあるだけだった。




その後は困惑する私を、彼が新しい住まいに連れて行ってくれて、私にこの世界のあれこれを教えてくれた。

彼が言うに、あの男は魔王らしくこの世界の征服を試みているらしい。で、彼はその手伝いをしてると教えてくれた。


彼と男の出会いは遠く昔、男が初めてその能力を使った時らしい。初めて他次元に移動した時、目の前に彼がいたんだとか。それでその時、彼の境遇を聞いて、同情心が芽生えたことから、一気に仲良くなったとのこと。



そこまで言って、彼は私に視線を向けた。


「ま、こんなこと言わなくてもよかったかな。他に聞きたいことでもある?



私はぎこちなく、首を横に振った。


「そっか。じゃ、明日は訓練があるから、また朝迎えにくるね」


立ち上がって、部屋を出ようとする彼の腕をぎゅっと掴んだ。



彼は驚いたように私を見る。



「どうしたのかな?」


「…もうちょっといてほしい…」


正直に言ったら嬉しかった。

久しぶりに人と会話したってこともあると思うけどそれ以上に、優しく、諭すような彼の言葉は、私に足りない何かをくれた。

そんな駄々をこねる幼い私を、彼は優しく笑って、頭を撫でてくれた。



その後、いろいろな不安から解放された反動から、眠りについてしまった。

目を覚ますと、あたりは少しずつ日が上り始めていた。



ぼんやりとする思考を、頭を振ってシャッキリさせる。

そして、周りの変わった環境から、新しい生活が始まった事を理解した。



その時、ドアから軽快なノックの音が聞こえてきた。

恐る恐るドアを開けると、やはりそこには彼がいた。



「おはよう」


「…おはよう、ございます」


「うん。それじゃ行こうか」


彼に連れられるがまま、訓練場に移動した。

いや〜、思ったより長い。あと1話で過去は終わります。

Twitterは、無事公開垢に帰れました。あと、前のやつではうまくURLが機能してなさそうなので、もう一回ちゃんと張ります。http://twitter.com/Tsumu_iroiro

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