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お久しぶりです。テスト期間で死んでました。
その頃、地上では二つの集団が火花を散らし、睨み合っていた。
「城壁からわらわらと羽虫どもがやってきたわね。面倒」
「虫みたいな見た目のお姉さんがそんなこと言うの?」
「うるさいわね」
魔族のトップと思われる2人の人物がそんなことをぼやく。
少女と青年。仲の良い姉妹のように見える。しかし、どちらも普通の魔族のようには見えない。
スラリと伸びた四肢は異常に細く、背中から生えた薄い羽は飾りにしか見えない。頭からぴょこんと触覚が生えていることから、虫だと推測できる。
少女は、傷ついた黒いフードをすっぽりと被り、隙間からは茶色が混ざった黒色の髪が無秩序に伸びている。右手の甲からは殺気を含んだ視線が感じられる。比喩でもない。目があるのだ。
無論、顔には常人と同じようにくりくりとした目がついている。さらに、その少女には3つ目があったのだ。
そんな変わった2人が率いる魔族軍は、異様な雰囲気を放っていた。
「どうするんじゃ?カインらが来るまでなんとかなるんか?」
「さア?厳しいんじゃないかナ。ワタシはまだ、死にたくないけどネ。お前らはどうなんダ?」
レザリーは、他の班の副リーダーのような者達に問いかける。
「…なんとか、ゲシンさんが戻ってくるまでの時間は稼ぐつもりです」
ゲシンの班の副リーダー的存在、ピュシスはそうはっきりと言い切る。
ゲシンの班員であるからか、班長の影響を受けているようでしっかりとしていた。
「まあ、なんとかなるっしょ。それに、あの人なら来てくれるはず」
グレンの班のヒュレーは、軽そうな言葉を並べる。しかし、その言葉には焦りも含まれていた。
「僕は、メザリーさんを信じてます。だから、班長が来るまで奴らを足止めします。ここで止められなかったら、城壁を越えられて国民を殺される。そんなことは絶対にさせません!」
フィロは、全員の気持ちを代弁した言葉を発する。
それには確かな覚悟が宿っていた。
「各々変わらんな。では、いくとするか。とりあえず、わしらが先頭の2人を、他のもので後ろの奴らの処理を」
「「「「「はい!!」」」」」
「さあ、行くぞ!!」
さっと指示を出し、行動に移る。
「ふーん。私たちに抵抗しようってわけね。面白いじゃない」
青年はニヤリと不敵に笑い。軽く飛び跳ねて準備運動をする。
「私たちが勝つのは、当然だよね。さあ、行こっか」
少女は、うんと伸びをして、前へと足を進める。
それに呼応するかのように、後ろに従属していた魔族の軍隊達も前へと進む。
両者は睨み合いながら、少しずつ、距離を詰めていき、緊張は高まっていく。
もう、戦いは始まりそうだ。
まだ終わってないので、今週はこれで終わりです。来週には数本あげるはず。
下手くそですみません




