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見た目騙しの魔法使い  作者: 積む摘む
4 悪魔と別次元の敵
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お久しぶりでう

「それで、何から知りたいですか?」


「そうだね…まず、次元の魔物について詳しく知りたいね」


「分かりました。貴方たちも聞きますよね?」



カインと悪魔、ルインのやり取りを側で見つめていた4人は頷き返す。




「まず、貴方たちはどれほど奴ら(次元の悪魔)について知ってますか?」


「なんか、特別な力をもった魔王が、次元と次元の間のエネルギーを使って作り出す奴らのことなんだろ?」


「そうですね、あながち間違っていません。しかし、少し違っています」



スッと目を細めて笑うルイン。



「まず、魔王は次元の魔物を作り出している。これに間違いはありません。作り出される原理が違います」


5人は黙って真剣に聞き入る。



「魔王は次元に干渉して、私たちの3次元から、2次元、もしくは4次元と次元を一時的に繋げて、その次元に生息している生物を、こちらの次元に連れてきているのです。それと、多次元の魔物はこちらの世界に来ると体が耐えきれず、数分で破裂してしまうのですが、魔王がこちらの次元に連れ来る際、次元と次元のエネルギーを使って保護してるんですね。そのおかげで、奴らはこっちの世界で生きていけるのです。なので、どっかの誰かが書いた文章には次元と次元の間のエネルギーを使って生み出している、と、書かれていたのかもしれませんね。馬鹿ですよね、ほんと」



大袈裟に、首を左右に振りながらため息を吐く。

ルインから知らされる事実に驚きを隠せない。



「また、2次元、4次元の魔物はそれぞれ特別な能力を持ってます。もしかしたら戦っとことがあって、知ってるかもしれませんが。まあ、それが奴らの強さの秘訣ですかね。大まかに説明すれば…」


2本指を立てる。


「2次元の魔物は、主に耐久力が高いですね。縦と横しかないわけですから、避けるって概念があまりないですからね。あと、何故か見た目が虫みたいです」



カインとグレンの脳裏に、蚊のような見た目のM53が浮かぶ。



指を2本、さらに立てる。


「4次元の魔物は、戦闘技術が高いですね。あと、時間の概念が追加されて4次元なので、時間を操ったり、できます。……できるんですけど、さほど大きなことはできないようでして。まあ、あんまりこれは考えなくていいですね。逆に言えば、それぐらいしか能力がないので、技術があれば誰でも倒せますね」


「時間を操れる?」


「ええ。物の時間を巻き戻したり、簡単な傷を治したりするぐらいですね。それ以上は見たことがないです」


「それって結構やばいんじゃ…」


「慣れれば余裕ですよ」



ルインは笑うが、他のものはそんな簡単できるのかと疑問に思う。



「以上が、次元の魔物についてですかね。これで満足していただけましたか?」


「うん、ありがとう。それじゃあ、次の質問。…次元の魔物に対する魔法はあるの?」



1番重要な事を尋ねる。

周りから音が消える。





「ええ、ありますよ」


はっきりと聞こえたそれは、天使の呟きにも聞こえた。




「ほんと?!教えて教えて!!」


「もちろんです。まず……」



ジリリリリリリッ!!!!



地下に大きな音が反響し、ものを揺らす。



「敵襲か?」


ゲシンの声で、全員がばっと腕輪を見る。



『……こちら、第4班のファイン。魔族から敵襲。数はさほど多くないが、先頭に目立つものが2名。フードを被った奇妙な者と、よくわからない見た目をした者。どちらも、唯ならぬ雰囲気を放っているため、準筆頭の4人には早急にきてもらいたい!!』


それだけいい残すと、うんともすんとも言わなくなった。



「これって…」


「ええ、間違いないでしょうね。次元の魔物です」


「…いこう!」



準筆頭の4人は、一斉に動き始め、ルインもカインの後を追いかけて地下室を出て行った。





「やばいことになっておるのう………まあ、奴らなら大丈夫じゃろう」


1人取り残されたヘンリーは、召喚に使った道具を片付け始めた。




「しかし、悪魔を呼び出すなんて、なかなか面倒なことをしてくれる。バレたら殺されるわい……」



ポツリと呟いた言葉は、誰の何処にも残らず、消えた。


いつも読んでくれてる皆様。ありがとうございます。

読んだらぜひ、いいねだけでもいいので押してくださいおねがします

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