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見た目騙しの魔法使い  作者: 積む摘む
4 悪魔と別次元の敵
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今週はこれで勘弁してください。忙しかったんです。



湿気が体にまとわりついて不快感を与える暗い空間に5人、ヘンリーと、順筆頭の4人だ。

一部を除いた、この国の最高戦力がさほど広くない空間に集まっていた。



「よし、それでは始めるとしよう。主ら、何かあった時のために警戒は怠らないよう」


「「「「はい!」」」」


「カイン、始めろ」


「分かりました」



カインは白い鉱石を使い、ガリガリと、冷たく平らな石の上に紋様を描いていく。


一本、一本と線を増やしていき、幾何学的紋様が完成していく。




作り上げるカインの手に迷いはなく、滑らかに、そして軽快に動いていく。


時間が経つごとに、カインの心は踊り、興奮を隠しきれなくなっていく。



(ふふっ、どんな悪魔が出てくるんですかね!?本に書いてあった通り、惨忍なのか、はたまた優しいのか。実に興味深い!!)



上がる口角を隠そうともしないカインに、ゲシンやグレン、メザリー達は、警戒をしながらも、カインの態度を不気味に思う。



「おいおい…笑ってるぞ、あいつ」


「ありえない。これから悪魔を呼び出そうとしているなんて思えないわ」


「やっぱり、カインっていかれてるよな」




そんなことを話し合っているが、カインは集中していて気づかない。




「…できました!」


夢中で魔法陣を描くこと15分。

勢いよく最後の一本を描き終え、鉱石を机に置く。



「よし、間違いはないな?」


「はい!多分大丈夫です!」


「分かった。それでは、始めてくれ」


「分かりました!」


ビシッと敬礼をして、魔法陣の前に立つ。



ピッ、と指先を軽くナイフで切り裂き、血で魔法陣をなぞっていく。


そこそこの量の血を使い、魔法陣を紅く染める。



「始めます」



若干、顔色が悪くなりながらも、魔文とはまた違った文章を詠唱する。

魔文を使って悪魔を召喚しようとすると、途轍もなく難しいものになる。


例えるならば、鋳型だけを使って大きな機械を作り出すようなものだ。

そんなことができるはずもない。そこで、魔法陣を魔文の代わりとして使用することで、大幅に簡略化できる。


魔法陣が機械のパーツで、詠唱が組み立てのようなものだ。

これを行うことで、普通ならできない事を可能にしている。



『別世界を生きる者よ、我が元へ姿を現したまへ。そして我が望みを叶えよ。二つを繋ぐ橋よ、かかれ!別界門!!』







また来週。よければ感想書いてください。参考になるので

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