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激短め
まあ、夜遅くなってきてるしいいよね
「………う〜ん…………………はっ!」
ばっと飛び起きるカイン。窓の外に目をやると、すでに日は上がり切っていた。
「あ、起きたね。おはよ」
「……おはよう……今、何時ですか?」
「え〜っとね、9時。予想した通りの時間だね」
ルイナの言葉を聞いて、勢いよく飛び起きる。
「ちょっと!今日は朝から巡回があるんですけど!!なんで睡眠薬使ったんですか!」
「え〜だって、カイン君疲れてるだろうし、ぐっすり寝られた方がいいかなって。
あ、あと、今日は巡回行かなくていいよ」
「…何故?」
「今日はお出かけるすんだよ。昨日約束したよね?」
無論、していない。しかし、疲れと睡眠薬の影響か、意識がぼんやりとしていたところがあったため、そこであったのだろうと勝手に納得するカイン。
「……そうでしたか。覚えてませんが、ルイナが言うんですからそうなんでしょうね」
「そうだよ。あと、昨日ファインさんに休みを入れてって頼んでおいたから」
「……ありがとう」
睡眠薬を盛られたのは少し腑に落ちないが、連絡を入れてもらったことには感謝をする。
ーーー…ん?こうなったのはルイナのせいであって、僕が感謝する必要はあるのか?
一瞬、そんな考えが脳裏をよぎるが、すぐに捨て去る。
「それで、どこに行くんですか?」
「え〜っとね、最近できた“スイゾクカン?“とかいうところ」
「なんなんですかそれ」
「え〜っとね、魚が見れるところらしいよ」
「はぁ。魚、ですか」
たまに、食堂で出る焼き魚を思い浮かべる。
そして、それが並べられている風景を思い浮かべる。
「うん。生きてるんだって。それに、泳いでるらしいよ」
「そうなんですか…」
ルイナの説明を聞くが、いまいちピンときていない。
ーーー…まあ、実際に行って見ればわかるでしょう。
そう考えると、服を変えて出かける用意を始めた。
今週もお疲れ様でした。
また来週会いましょう。ブクマ登録でもして待っていてください。




