表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見た目騙しの魔法使い  作者: 積む摘む
4 悪魔と別次元の敵
51/92

50

もうすぐ太陽が頭上に来る頃、訓練場には5人の人物が集まっていた。



集まった5人は、王宮魔法使い準筆頭の4人と、筆頭のヘンリーだ。


4人の目の前には、先日カインとグレンが戦ったM53の死体が置かれていた。



「よし、それでは始めるとするか」


「ヘンリー様、何か心当たりはありそうですか?」


「うむ……もしかしたらというのならある。しばし待つのじゃ」



そう言うと、懐から一本のナイフを取り出して、M53の右胸あたりに当て、縦にスッと切り込みを入れて、こじ開ける。





「…‥やっぱりじゃ……」


そこを覗き込んだヘンリーが、静かに嘆き、上を向く。



「何か分かったんですか?」


「ああ、これは厄介になったわい。これを見るんじゃ」



切り口に手を入れて、肉を掻き分けてある物を取り出した。



「これは、宝石?」



ヘンリーが取り出したそれは、若干青い色を含んだ透明の結晶。光を取り込み、輝いている。

大きさにして、直径10cmほどの大きさがある。



「…これはいわば、こやつの能力の源じゃ」


「「「「能力の、源?」」」」


「そう。こやつは心臓の他にこれを持っており、特殊な能力を対象に与えている。こやつの、魔法が効きにくいのも、これがあるからじゃ」



手の中でそれを弄ぶ。



「…それで、こいつは何者なんですか?」


「こいつは、魔王に作り出された。と、言っておったんじゃな?」


「確かに、言ってましたね」


「…なら、こいつは“次元の魔物”じゃな」



弄んでいた宝石を、握り潰す。



「こいつは、次元と次元の間にある大量のエネルギーから作り出されたんじゃ。稀に、次元に干渉できる魔王が生まれる事があるんじゃが、そいつが作ったんじゃろう」


「……はあ……次元の狭間ですか……」


「そうじゃ」


「それの、何が面倒なんですか?」



4人の疑問を代表する質問。



「こんな感じの敵が出てくる。大量に」


「「…まじですか…?」」


実際に体験した2人は、そうであって欲しくないと切に願う。



「マジじゃ」



しかし、現実は残酷だった。


「面倒になったな」

「ええ、そうですね」


「そんなに面倒なの?」


「そうだな。言ってみれば、魔法の威力が大体、7割下がる」


「「…は?」」


「わしも伝聞でしか聞いたことがなかったが、それほど面倒だと言っておった」




2人、頭を抱えて悩む。



「…何か対抗策はあるんですか?」


「………一応、次元の魔物についての本はある。それを渡しておくから、確認しておくように」


「「「「分かりました」」」」


「んじゃ、解散。本は渡すから、みんなで見ておいてくれ」



皆が、帰っていく。

空はどんよりと曇っており、さらに足取りが重く感じられた。

今日書くかも。

明日からはまた投稿が開きます。許して。

もしかけたら出します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ