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数人が、それぞれの魔法の練習をすえう魔法練習場にて。
カインとルイナは、一つの的の前に立っていた。
「それじゃ、まずは単体の性能から」
「ばっちこいです!」
カインは杖を、ルイナは記録用紙とバインダーを手に持つ。
杖の手元にあるボタンを押す。
カインから杖に魔力が流れ、魔法が構築されていく。
「撃ちます」
完成した魔法を、的目掛けて撃ち込む。
小さな、水の球が杖から飛び出し、放物線を描かず、直線に飛んでいく。
バシャッ
勢いよく飛び出した水の球は、的を濡らす。
「うんうん。上手くいってるようですね」
「おっけい!それじゃ、次!」
二つ目のボタンを押すと、魔法が作られて、発動する。
しかし、水の球が飛び出したり、雷が落ちたりと言った、わかりやすい変化はおこらない。
「どう?上手くいってそう?」
カインは、的についた水を確認しにいく。
「うん、うまくいってますね。成功です!」
的を濡らした水は、先ほどのようにさらさらさはなく、スライムのようにべたっとしていた。
この魔法は、水の粘性をできるだけ上げ、相手にまとわり付かせ、動きづらくするためのものだ。
「よしよし!ほかも試してみよう!」
その後も、杖に取り付けられた機能を試した。
「うんうん。全部、うまくいったね!」
「そうですね。出力、必要な魔力量ともにちゃんと思ってた量ですし、完璧だと思います」
「そうだね!これは、大成功と言っても良いんじゃない?」
「大成功ですよ、これは!ありがとうございます、ルイナ」
「えへへ…どういたしまして…………あ、れ……?」
頬を掻いていたルイナが、突然ふらふらとし始める。
「どうしましたか?ルイナ?」
「………やばい………ちょっと無茶しすぎたかも……」
苦笑いを浮かべながら、揺れる。
「………まず………」
平衡感覚が機能しなくなり、倒れる。
「…ルイナ?大丈夫ですか?!」
倒れる直前に、カインが抱き上げる。
「大丈夫?!」
「………」
返事は返ってこない。
額に当てた手が、ルイナの体温を伝えてくれる。
触れた手から伝わってくる温度は、異常に高い。
ーーー…熱がある……とりあえず、医務室に運ぼう…
ルイナを抱きしめて、走り出した。
短くてすみません。
明日、2本ちゃんとしたのあげるんで許してくださいお願いしますなんでもしませんけど。
ブクマ、評価お願いします。




