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見た目騙しの魔法使い  作者: 積む摘む
3 楽しい今と、辛い過去
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それから数日間。

カインは、見回りに行ってはルイナの元へ行きを繰り返していた。



「…どう?」


「う〜ん……そうだねぇ……もうちょっと短いのがいいかな……複数入れるならね」


「なるほど…」


今は、カインが語った魔法を撃てる魔道具の製作中だ。


魔文をどれにするかで、数時間悩んでいる。



「やっぱり、これ以上長くなると、母体を大きくする必要が出てくるの。それでもいいなら大きくするけど?」


「…いや……小型で持ち運べる方が良いので、このまま行きましょう。


「わかった。それで、どれにする?やっぱり無難に、火の球とか、風の刃とかそんな感じ?」


「……渋いですね……もっと、強い魔法が良いんですけどね…」


「……魔文を詠唱してるときに、牽制するための魔法でしょ?そこまで強くなくてもいいんじゃない?」


「……分かりました。じゃあ、相手の動きを阻める魔法、でいきましょう」



紙に、カリカリと幾つか魔文を書き出していく。



「これらならいけますか?」


「うん。大丈夫そう」


「じゃあ、これでお願いします。後は、お願いできますか?」


「まっかせて!そろそろ見回りの時間でしょ?」



不意に、壁についていた時計に目をやると、見回りの時間がすぐそこに近づいていた。



「おっと…。それじゃ、行ってきます!」


窓をばっと開けて、そこから飛び出していった。




「…忙しそうだね」



カインがさっき出ていった窓から城壁を眺める。


人溜まりに、小さな人影が落ちていく。



ーーーやっぱり、カイン君はすごいね………


ゆっくりと、窓を閉めると、椅子に座って製作に取り掛かった。




****


「おお…!これが完成品ですか!」


「うん!どうかな?」


カインは、完成した魔道具をまじまじと眺めている。


ルイナが作った魔道具は、小さな杖のような物。ボタンが手元に幾つかついる。

杖の中には、魔文を魔道具にて使用する際に変えられた物が書かれた、特別な紙が入っている。

ボタンを押すことで、勝手に魔力が供給されて、魔法が発動する仕組みだ。



「早速、試しに使ってみようよ!」


「そうですね。それじゃ、移動しましょうか」



大事そうに、杖を握りしめて移動を始める。

ちょい短め。

7時は怪しいです。8か9です。

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