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見た目騙しの魔法使い  作者: 積む摘む
3 楽しい今と、辛い過去
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「ええー!すごーい!ここ使っていいの?」



キラキラとした目を向けるルイナ。

次の日になり、昨日許可をもらった部屋に案内するカイン。



「ええ。ですけど、危険物もあるそうなので、扱いには気をつけてくださいね」


「分かってるって!ちゃんと、理解してるから!」


るんるん気分で、用意された物を確認している。



「…そういえば、私は何を作ればいいの?」


「ああ、それについてですけど……これ」



隅々まで文字と絵が描かれた紙を取り出す。



「師匠から、これを作ってほしいとのことです」


「へー……なになに…………」


手渡された紙をじっくりと眺める。



「ふむふむ……これはこれは……なかなかに面白い物を思いつくね!」


「どんな物ですか?」


「えーっとね。拡大距離をいろいろ変えられる望遠鏡だね。水の魔法でレンズの代わりにするみたい」


絵と共に、解説する。



「…なるほど。なかなかに面白いですね……ちなみに師匠曰く、『暇な時に思いついた物』らしいです」


「そうなんだ!これは、作りがいがあるね!」



作りたくてうずうずするルイナ。



「頑張ってください。それじゃ、僕は見回りがあるので。何かあったら……そうですね……」


「カイン君の師匠にでも言うよ。頑張ってね」


「ええ、そうですね。それでお願いします。じゃあね」



手を振って、部屋を出る。



「さぁて…!久々に腕がなるね!」


部屋に1人になったルイナは早速、魔道具の製作に取り掛かった。



****


「なかなか、変わった趣味を持ってるんじゃな」


「ええ、そうですね」


場所は変わって城壁。

ファインとカインが城壁の上を巡回している。



「それで、買い物は楽しかったか?」


「楽しい?……まあ、楽しかったの、か……?」



昨日のことを思い浮かべて、疑問系で返す。



「…う〜ん…多分ですかね。いろいろありましたけど」


「そうかそうか。ならよかったわい」



城壁を挟んだ国の反対側は、いつも通りの静かさ。


時折吹いてくる風が、髪を揺らす。




「また、出かけたくなったら言うんじゃ。休みは作ってやる」


「ありがとうございます。………けど、暫くはいいかな」



魔道具を扱う店で、1時間、よく分からない話を聞かされた記憶が蘇る。




「なんでじゃ?デートなんて何回行っても飽きんじゃろ」


「何言ってるんですか?」



素で、問いかけるカイン。

その様を見て、ファインは呆れる。


「まあ、必要になったら言うんじゃ」


「分かりました」



その後も、見回りをしながら談笑する2人だった。

なんか、5時にpvが170も増えてたんですが。マジで謎ですが、ありがたいです。

まあ、もしこれが同じ人が1話を何回も読んでるってことだったら笑えないですが。



今日は2本行けるかどうか

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