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「ええー!すごーい!ここ使っていいの?」
キラキラとした目を向けるルイナ。
次の日になり、昨日許可をもらった部屋に案内するカイン。
「ええ。ですけど、危険物もあるそうなので、扱いには気をつけてくださいね」
「分かってるって!ちゃんと、理解してるから!」
るんるん気分で、用意された物を確認している。
「…そういえば、私は何を作ればいいの?」
「ああ、それについてですけど……これ」
隅々まで文字と絵が描かれた紙を取り出す。
「師匠から、これを作ってほしいとのことです」
「へー……なになに…………」
手渡された紙をじっくりと眺める。
「ふむふむ……これはこれは……なかなかに面白い物を思いつくね!」
「どんな物ですか?」
「えーっとね。拡大距離をいろいろ変えられる望遠鏡だね。水の魔法でレンズの代わりにするみたい」
絵と共に、解説する。
「…なるほど。なかなかに面白いですね……ちなみに師匠曰く、『暇な時に思いついた物』らしいです」
「そうなんだ!これは、作りがいがあるね!」
作りたくてうずうずするルイナ。
「頑張ってください。それじゃ、僕は見回りがあるので。何かあったら……そうですね……」
「カイン君の師匠にでも言うよ。頑張ってね」
「ええ、そうですね。それでお願いします。じゃあね」
手を振って、部屋を出る。
「さぁて…!久々に腕がなるね!」
部屋に1人になったルイナは早速、魔道具の製作に取り掛かった。
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「なかなか、変わった趣味を持ってるんじゃな」
「ええ、そうですね」
場所は変わって城壁。
ファインとカインが城壁の上を巡回している。
「それで、買い物は楽しかったか?」
「楽しい?……まあ、楽しかったの、か……?」
昨日のことを思い浮かべて、疑問系で返す。
「…う〜ん…多分ですかね。いろいろありましたけど」
「そうかそうか。ならよかったわい」
城壁を挟んだ国の反対側は、いつも通りの静かさ。
時折吹いてくる風が、髪を揺らす。
「また、出かけたくなったら言うんじゃ。休みは作ってやる」
「ありがとうございます。………けど、暫くはいいかな」
魔道具を扱う店で、1時間、よく分からない話を聞かされた記憶が蘇る。
「なんでじゃ?デートなんて何回行っても飽きんじゃろ」
「何言ってるんですか?」
素で、問いかけるカイン。
その様を見て、ファインは呆れる。
「まあ、必要になったら言うんじゃ」
「分かりました」
その後も、見回りをしながら談笑する2人だった。
なんか、5時にpvが170も増えてたんですが。マジで謎ですが、ありがたいです。
まあ、もしこれが同じ人が1話を何回も読んでるってことだったら笑えないですが。
今日は2本行けるかどうか




