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「ただいま、戻りました」
「よくやったぞ、カイン!流石だな!」
ヘンリーが戦う前、城壁ではカインの帰還に沸いていた。
「いや、結構危なっかたですよ。当てられるのは確信してましたが、倒せる確信は無かったので。もし、あいつがあれで死ななかったら、結構やばっかたです」
「まあ、そうならなかったんだ。よかったよ。あとは……ヘンリー様か…」
皆が再び、城壁の先を見る。
そこでは、今すぐに戦闘が始まりそうだった。
「大丈夫ですよ。だって、師匠ですよ?みなさんもわかってるでしょう?」
「…ああ、そうだな。ヘンリー様ならやってくれるはずだ」
「そうだな。疑うなんて不敬だな!」
「そうだね。ヘンリー様なら負けないさ」
皆、カインの言葉を聞き、不安を投げ捨てた。
それだけ、ヘンリーが強いと知っているのだ。
「…ヘンリー様が勝ったぞ!」
数分の後、望遠鏡を使って戦いを見ていたものから、告げられた言葉で、再び歓声が城壁を埋め尽くした。
「ま、予想通りですね」
「カイン…少しは心配してやったらどうだ?ヘンリー様が悲しむぞ」
「知りませんよ。そんなの」
「…お前……ヘンリー様に対して冷たくないか?」
「気のせいです」
ゲシンは呆れて、嘆息し、ヘンリーのことを可哀想だと思ったのだった。
「戻ったぞ、皆の者」
「よく、ご無事で。ヘンリー様」
「うむ………皆の者もご苦労だった。まあ、特に何もしておらんと思うが」
ーーーそれを言うんですか…
そこにいた殆どの者が苦笑いを浮かべる。
「人質も取り返せたし、わしらの勝利じゃ!」
「「「うおおおお!!!!!」」」
ヘンリーが突き出す。それに釣られ、皆も手を突き出し、勝利を喜んだ。
昨日休んだので、今日は2本出します。
2本目は結構長めです多分。




