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……冒険者カードは4つ有るな

師匠の胴体の大怪我は、どうやって綺麗に完治したんだろうか?

「く、やるな」

「まあね」


 俺ね、ほぼ毎日セレス達と死と隣り合わせの、何でも有りの戦闘をやっいる。

 生粋の戦闘民族のあの2人と比べられないが、それ相応の強さを身に付けている。

 多分、スカウター的な数字だと戦闘力が1000は超えているだろうな。

 今の俺とゲームの強さを比較して考察すると、イレギュラーを入れても、この世界の魔王は戦闘力が400以下だろう。


 だから、用心棒が勘違いする様な立ち回りをしているし、自ら課した制限=舐めプなら、俺は今、舐めプをしている。

 剣は在庫処分品から買ったブロードソードを利き腕では無い右で振るい、向こうの攻撃をわざと受けて、右目を血で濡れて使えないフリをしている。


 それでも、目が片方しか使えない状況にも関わらず、俺の余裕を用心棒が感じている状態だ。

 そして、用心棒が一端距離を取った。


「ガキ、いや、貴様、何者だ?」

「俺はただの、剣が得意なガキだ」

「……ふう。まさか、これを使う事になるとはな」


 用心棒は、マジックポーチに先程まで使っていた剣を仕舞い、新たな剣を取り出し抜いた。


 ……うん。業物だな。


「この剣は都市リーガルで見つけた。」


 ……まさか!?


「ドミニクか!」

「ほう、よく分かったな」


 一応、定期報告では家族の生存と店の状態は聞いていたが、あんな業物が打てる様になったんだな。


「この剣を見抜いた眼は誉めてやるが、今日が貴様の命日となるだろう、……死ぬ!」


 ガキン! ザクッ!


 ドミニクの業物がどれ程のモノか、試す為に用心棒の攻撃を受けたら見事に俺の剣が途中で切れて、切っ先が地面に刺さっている。


「ふっ」

「いや、凄い()だね。それなら俺も出そうか」


 俺は、マジックポーチから一振の刀を出す。


「何だぁ、その片刃の細剣は?」


 まあ、日本刀を知らなければ、そうなるよな。


「さて、最終章だな」

「……良いだろう。終わらせてやる!」


 俺は抜いた刀を納刀して居合の構えを取る。


「……おい!」

「やれば分かる」

「……ちっ。死ぬ!」


 ……チン


「がはっ……」

「安心しろ峰打ちだ」


 一度は言ってみたい台詞の1つが言えたー!

 と、言っても用心棒の胸部は、比古清○郎が弟子から奥義を食らった時みたいになっているけどな。


 因みに、勝負が決した瞬間にリン達は動いて盗賊共を無力化して拘束した。


 うん。俺のメンバーは優秀だな。

 盗賊共はいつもの処理をして、用心棒は使えそうだから、魔法誓約書で制限を掛けて馬車の隅に置いておく事にした。


 ……いやー。用心棒を雇えるだけあって貯めてたわー。


 こうして、俺達はプチイベントが終わった後、目的地の村を目指した。

 それと、俺が今回使った刀は、勧誘を受けてダンジョンの住人になったドワーフに打って貰ったヤツだ。


 ……未知の武器という事で燃えていたなぁ。


 そして、3日後に陳情が来た村に到着した。


「都市リーガルの領主代行の命で来たAランク冒険者のエドガーだ! 村長の所に案内して欲しい」

「こ、此方で、す」


 まさか、Aランク冒険者が来るとは思っていなかったのか、(ある)いは、Aランク冒険者だとしても外見ガキが来て動揺したのか、案内人の挙動はぎこちなかった。


「私としては、Aランク冒険者様が来られるとは思っておりませんでした」

「都市リーガルの領主代行は、村1つとっても軽くみていないという事だな」

「ありがたい事です」

「それで、どの様な被害だ?」

「はい。それが……」


 話の内容は、2ヶ月程前から村の農作物が荒らされていて、足跡からウルフ系だと判断した。

 最初は、村の狩人と腕自慢で行ったのだが、狩人は命は助かったが右腕と右側目欠損で腕自慢達と一緒に、まだベッドの上という状態になっている。

 そこで、村は冒険者ギルドに依頼したが、来たCランク冒険者4名は未だに帰って来ていない。

 村長は最後の手段として都市リーガルの領主に陳情を出した。

 これが、2週間前だ。


「事情は分かった。それでは軽く森の状態を見て来る」

「休まれては?」

「なに、軽く見て来るだけだ」


 こうして、村に到着して早々に村に残っているウルフ系だという足跡を確認して森の中に入っていった。


「ディーン様、どうお考えですか?」

「普通に考えたら、上位種か変異種が誕生して群れを統率しているって所だろうな」


 その考えは外れでは無いみたいで、未だにモンスターにエンカウントしていない。


「ディーン様!」

「どうした、リーナ」

「これは……」

「……先に依頼で来た冒険者達だろうな、ネイ」


 そこには、食い散らかされた4つの人だったモノが居た。


「……冒険者カードは4つ有るな」


 俺は、冒険者カード4枚と装備品や所持品を洗浄(クリーン)を掛けた後、異空間収納に仕舞うと、4つの穴を掘りそれぞれの穴に置き火葬して埋めた。

 あの遺体を遺族には見せられないからな。


 更に奥へと進むと、それなりの拓けた場所を発見したが、俺の考えが正解だったみたいで、30匹ぐらいの森狼(フォレストウルフ)と洞窟の出入口の上に1匹の赤くて巨体な森狼(フォレストウルフ)が居た。


 ……あの赤いの、赤狼(レッドウルフ)じゃないな。


 微妙に外見が違うし、身体の大きさも違うから、変異種だと思って間違いないな。


「リン、ネイ、リーナ、サレナ、エマ」

「「「「「はい」」」」」

「俺があの赤いのを抑えている間に森狼(フォレストウルフ)を倒せ!」

「「「「「はい!」」」」」




暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。



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