……ヤバい、忘れていた!
主人公、やっちゃいました。
レーナリアを受け入れてから都市リーガルに移動して、更に2週間が過ぎ、俺が所有する全ての馬車の改善改良し、馬も中途半端も良くないだろうと思って、全てをダンジョンモンスターの「八脚瞬馬」に切り替えた。
勿論、追加でスキル「擬態」付きだ。
これで、魔獣形態、人族形態、馬車馬形態の3つとなる。
そして、御者も併せて自由に動ける様に名前付きだ。
因みに、鮮やかな白い奴もクリス達用に贈ったのだが、ユーリが「何か癒されるから、癒しの魔法の『キュア』を入れて『キュアホワ○ト』って名前にしない!」と、言い出したから大変慌てた。
何とか、見えない人達からの怒りを鎮める事に成功した。
因みに俺はブラ○ク派だ。
序でに、王都に居る親父達が使う馬車も、外見はほぼ普通ながら堅牢な要塞仕様にした。
何せ、セレス達が本気を出さないと壊れないからな。
実は、ダンジョン・コアには、莫大な様々な情報があり、そこから利用して作った。
そして、馬車の改良改善が終わった夜に疲れを取る為に、我がダンジョンに行き、先ずは下級メイド、次に悪女同盟、最後に見学していたカルラを美味しく頂きました。
「ひぃいやぁあああーーー!」
「あ、あ、あぁあああーーー!」
「私! こんなの知らない!」
2日後、ナタリー達私設女性騎士団に、カルラを未来の団長として紹介した。
カルラとの模擬戦をする中で納得したみたいで、最後は仲良く会話をしていた。
2日後に、ズミーコム王国のお隣さんであるエルフの都市からの留学生が、1週間後に都市リーガルに到着すると先触れが来た。
……ヤバい、忘れていた!
とりあえず、住む場所は空室がまだ多い騎士団の女子寮にしよう。
社会性を学びに来るのだから丁度良いし、彼女達に混じって団体生活を営んで貰おう。
それにダンジョンに潜るみたいだしな。
そして、その旨を女子寮に通達した後は、領主代行として公布した。
更に、ダンジョンから冒険者達が居なくなる時を狙って、ダンジョンの模様替えをして、モンスターの多様性を増やして、序でに罠も多様性にした。
まあ致死性の罠とかは変更した階層には無いけどな。
2日後に、俺は冒険者ギルドに行ったのだが、馬鹿馬鹿しいポカミスを犯した。
リン達は、俺専属の冒険者チームだから、クリス達には白銀の光翼が専属となった。
まあ、リンが俺専属の侍女でもあるしな。
それに、暇な時は、リン達だけで冒険者活動をしていたから、都市リーガルの冒険者達の間では結構有名人で、リンは沈着冷静で、どんな大金を積まれようとイケメンからの誘いも全て冷たく対応して勧誘を断っている事から「氷猫姫」と呼ばれる様になったらしい。
それなのに、俺は「エドガー」として冒険者ギルドに入ったものだから、あっという間にバレた。
「え!? 氷猫姫が仮面のエドガーと一緒に居るぞ。」
「あの氷猫姫が、信念を曲げて主以外に従う訳がねえ!」
「すると、エドガーが『主』か!」
「ちょっと待て! 氷猫姫の主は、この都市リーガルの次期後継者のディーン様の筈だ。」
「つまり、仮面のエドガーがディーン様か!」
「……ディーン様。」
リンか小声で言った。
俺、やっちゃいました。
「はあ~。」
俺は仮面を外した。
「やっぱりだ! オレ一度だけ見た事がある。仮面のエドガーはディーン様だ!」
「そうだ。俺はディーン=フォン=リーガルだ。だが、今はAランク冒険者エドガーとして来ている。」
「分かりま……いや、分かった。皆もそれで良いな?」
「「「「「「「「「「おう!!!」」」」」」」」」」
そして、何時もの冒険者ギルドに戻った所で、チーフ受付嬢のマレナが来た。
「エドガー様、ギルドマスターがお呼びです。」
「分かった。」
マレナさんのタイトなミニスカートを見上げながら階段を登りギルドマスター用の応接室で待っていると、ギルドマスターのシュクリザが入って来た。
「待たせたな、ディーン殿。しかし……」
「全くだ。この俺がこんなミスをするとはな。」
「それで、此処に来て貰った理由だが、ダンジョンだ。」
「ダンジョン?」
「ああ。最近、ダンジョンの内容が変わった。」
「どんな風に?」
「まるで教科書だと。1階層は以前のままだが、2階層から変わってて、冒険者を育成するかの様に難易度が変化しているらしい。」
「それを、俺達に調査をして欲しい訳だな。」
「ああ。勿論、正式な依頼として出す。」
「分かった。」
こうして、俺達は自分が造ったダンジョンを調査する事になるという見事なマッチポンプとなった。
序でに、リン達の冒険者としての技能テストとして使ってみた。
結果は当然、全員が合格だ。
そして、30階層までは冒険者を育成する為のダンジョンになっていると、ギルドに報告した。
「31階層からは?」
「全員がAランク冒険者で、やっと新人を卒業したみたいな難易度になっていた。」
「……そうか。調査、感謝する。チーフのマレナには言ってあるから下で報酬を受け取ってくれ。」
下に降りてマレナさんが待つカウンターに行き、報酬を受け取ると耳元で囁いた。
「あの時のスカート閲覧料を払って欲しいな。」
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