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その都市なら、全く問題無い。

リン達は、奴隷であり侍女やメイドでもある為に、こういう場では、基本的には壁に花であり必要が無ければ発言をしません。

 ディナと別れた後、案内された別室で待っていると、ノックが入り、許可すると、1人分厚い本を持って入って来た。


「貴方がディーン様ですね?」

「はい。俺がディーンです。」

「初めまして。この都市の土地管理局局長のヒリスです。よろしくお願いいたします。」

「よろしくお願いいたします。」

「では、早速、話に移りましょう。」

「ああ。」


 その後、ディナと議長の家の位置等を確認しながら、俺が購入出来る土地を探した。

 候補を3つに絞り、実際に見る事に。

 結果は、候補の2番目の土地に決め、家もそのまま改築改修する事なく使う事にした。


 ……まあ、俺が住む訳じゃないしな。


 でも、家の規模は男爵級だけどな。

 ディナと議長の家との位置関係が決め手だな。


 その場で、必要な手続きとお金を払い、俺の家となった。

 そして、土地管理局局長に、議長と重要な話がしたいから、時間を作って欲しいと伝えて貰う事にした。


 その日の午後4時頃に議長からの使いが来たから、議長の待つ議事堂に向かった。

 到着すると案内が居て議長の待つ応接室に通された。


「ディーン、重要な話とは?」

「魔法を使ってもよろしいでしょうか?」

「ええ、どうぞ。」

「ありがとうございます。」 


 そして、俺は遮音の魔法を掛ける。


「無詠唱で……やるわね。」

「さて。重要な話なのですが、先ずは、この魔法誓約書に名前の記入をお願いします。」

「内容を確認するわね。」

「どうぞ。」


 俺は、魔法誓約書を議長に渡す。


「……」

「どうですか?」

「どんな内容の魔法誓約書かと思ったら、普通の内容だったわね。」

「言い変えれば、それだけ秘匿性の高いという事です。」

「どうですか?」

「分かったわ。」


 議長は、魔法誓約書に名前を記入した。

 そして、渡された魔法誓約書を確認した後、異空間収納に仕舞った。


「これで話せる。」

「どんな内容かしら?」

「俺はダンジョンマスターだ。」

「……え!?」

「そして、俺が購入した家のダンジョン化の許可を貰いたい。勿論、家の土地の範囲内だけと約束する。」

「……ちょっと待って!」

「どうぞ。」

「魔法誓約書まで出すんだから、本当の話よね。

 ……ディーン、何が目的?」

「単純に、移動時間の省略をしたいだけだ。俺が此処に来るのは基本的には、ディナに魔道具製作をお願いする時だけだからな。」

「……なるほどね。」

「後はまあ、婚約者達が来る事を認めて欲しい。」

「分かったわ、婚約者達……『達』?」

「ああ。俺には婚約者が5人いる。」

「……多いわね。」

「まあ、貴族に生まれると色々と、な。」

「……まさか!?」

「言っておくが、ディナが望まない限りは、その『まさか』は無いからな。」

「……そう。」

「勿論、そちらにも、特にディナにメリットが有る。」

「どんな?」

「緊急時の避難先として使える。」

「!?」

「当然、状況に因っては、この都市のエルフ全ての緊急時の避難先として使ってくれても構わない。」

「それは、この都市を預かる者としては、そんな状況は来て欲しく無いけど、嬉しい提案ね。」

「どうだ?」

「認めるわ。」

「ありがとう。」

「所で、私からもお願いがしたいけど、良いかな?」


 まあ、当然だな。

 此方が要求を出したのだから、向こうも要求を出すのは普通の事だからな。


「どうぞ。」

「ありがとう。それで、私からのお願いだけど、最近、急成長をしている人族の都市があると聞いているわ。流石にズミーコム王国以外の王国の王都の留学は費用がバカに出来ないから無理だけど、王都以外の都市なら何とかなるわ。ディーンは、インペリアル王国の上位貴族の者でしょう。その都市への留学、何とかならないかしら?」

「因みに、その都市の名前は?」

「その都市の名前は『リーガル』よ。」

「……」

「どうしたの、ディーン?」

「その都市なら、直ぐに対応するから全く問題無い。」

「あら、そんなに簡単に安請け合いしても大丈夫?」

「改めて名前を名乗ろう。俺の名前はディーン=フォン=リーガルだ。」

「……へ!?」

「しかも、次期後継者だ。」

「……ぷ。」


 今、笑ったのは後ろの5人の誰だ?


「……そ、それなら安心ね。」

「まあ、特に特出した技術とかは無いが良いのか?」

「大丈夫よ。ディナ同様に、社会性を身に付ける為だから、特に必要としないは、そういうのは。」

「そうか。」

「あ、でも、ディーンの都市なら、ダンジョン探索が期待出来るわね。」

「……確かにそうだな。」

「ちょうど良かったわ。近辺のモンスターだけだと、戦闘の応用力とかが心配だったのよ。」


 こうして、議長ことアルディスとの話し合いは続いた。


 俺達は、家に帰り次第ダンジョン化して、第2のエルフ居住区等を造り支配領域化を買った土地分まで拡張した。

 そして、何時ものスキル「人化」を持つダンジョンモンスターを用意して、エルフの都市に一番近いズミーコムから出発して翌日の朝に到着する様にした。

 議長アルディスには話を通してあるから大丈夫だ。


 そして、入れ替わる形で、俺達は、エルフの都市を出発したのだった。


 それと、ディナには、色々な魔道具が作れる様に雑多な素材を大量に渡した。

 因みに、ゲームだと初級と中級の素材だ。

 ディナ自身は、宝の山を見ている様に表情が輝いていた。



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