表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

72/129

……当然だけど負けている。

国としても、何か武器が無いと、ね。

 ……1時間後に、俺はリン達が待つ馬車に到着した。


「お疲れ様です、ディーン様。」

「ありがとう、リン。」


 あの3人は、真摯にお願いしたら意外と情報を持っていてきちんと全てを教えてくれたのだが、「正気かよ!」と、疑うレベルだった。

 あのズミーコム「馬鹿」王国は、過去に友好条約を結んだエルフの都市があるのだが、そのエルフ達を使ってインペリアル王国の侵略を画策しているらしい。


 ……馬鹿!?


 そして、この美幼女は、そのエルフの都市を統治している議長の一人娘だ。

 彼女は、ズミーコム「馬鹿」王国に短期留学中みたいで、精霊からの導きで異変に気付き逃走したのだが、向こうにも気付かれエルフ側の道を塞がれた彼女は、ファンガード辺境伯に助けを求めようとしたが、精霊が更に「東」に、と言われて逃走を続行した。


 ……まあ、俺達だよな。


 勿論、異論は無いよ。

 何時かは、エルフの国に行きたかったし、その為のパスポートをくれる伝手が出来るのだからな。

 ついで、あの「馬鹿王国」をどうにかしよう。


 ……思い、出した。


 って、何処かの語り部アニメの主人公じゃあるまいし……


 いや、思い出した。

 ゲームに有ったわ、このイベント!

 俺達は、皇太子の個人的な依頼で動いていたけど、本来のゲームシナリオでは、ファンガード辺境伯からの手紙は、皇太子からファンガード辺境伯の友人の軍務大臣に渡る。

 協議の結果、依頼を受けた「勇者一行」が解決するストーリーだ。

 それなら、俺達は議長の大切な一人娘を助けた事実から、エルフ国へのパスポートを貰うとして、勇者セリオ達を、陰ながら支援しますか。


 こうして、大まかな立ち位置を決めた俺達は、議長の一人娘「ディネ」と一緒にズミーコム「馬鹿」王国に向かった。

 一応は、精霊からの導きもあって、俺達を信用していると思うが、名前は良くて略称か悪くて偽名だろうな。

 とりあえず、少なくとも表面上は仲良くなったと思うぞ。


 ……ククク。

 これで、5周目からの隠れキャラをゲットだぜ!


 さて、次の日

 途中の街の拠点の家で一夜過ごす間に、今回、ファンガード辺境伯の依頼を横取りみたいになって、気になり王城の様子を視ると勇者セリオ達が来ていた。

 音声も拾うと、どうやら、レイラの精霊からレイラに伝わり、レイラが勇者セリオにお願いし、勇者セリオは王城に行き、ズミーコム「馬鹿」王国に行きたいとお願いしている。


 ……あ、勇者セリオ達が、ズミーコム「馬鹿」王国行きが決まったみたいで、レイラが勇者セリオに頭を下げている。

 それなら、俺達はゆっくりズミーコム「馬鹿」王国で、勇者セリオ達を待つとするか。



 到着~!

 あれからは、盗賊イベントは2回有ったけど、あっさり終わらせてズミーコム「馬鹿」……ズミーコムで良いや。

 ズミーコムの王都に到着した俺達は、外遊組が買った屋敷でのんびりした。

 翌日、ディネは留守番で、俺達は王都を散策した。

 実は、このズミーコムは、宝飾品の輸出で成り立っていて、他の国々も無視出来ないレベルな訳だ。

 そして、貴族は外見も立派な国を支える武器な訳だ。

 だから、ズミーコムからの許容出来る「我が儘」は受けるしか無いんだな。

 だから、俺は、あのビッ○の相手をせざるをえなかった。

 因みに、あのビッ○は、ダンジョン産ポーションで精神耐性をMAXにしてあるから、今もゴブリンと仲良しだ。

 勿論、避妊処理は済ましてある。

 飼い主としては当然だよな。

 精神耐性MAXだから、狂えないし、色にも溺れない。

 我がクリスに尻餅付かせた罰としては軽いが、この程度で許している。


 まあ、あのビッ○の事は忘れて、散策しているのだが、宝飾品の輸出国だけあって、どれも素晴らしいな。


 露店や周辺の店で、目を肥やしてから、王家御用達の店に入ってみた。


 ……当然だけど負けている。


 端の方に置いてあるヤツでも、伯爵以上向けだ。

 中央なんか、充分に国宝級と言える。

 それを、金を出せば買えるのだからな。

 あ、お金はEUのユーロみたいに全国共通だ。


 勿論、俺はクリス達に贈る宝飾品を吟味した。

 まあ、黒金貨70枚程使ったが、良い買い物をしたと思っていると、支配人から特別室へと案内された。


 案内された特別室は、普通に豪華だが、出された宝飾品は「格」が違っていた。

 あまりの凄さに解析を使ってしまった。


 ……知りたくなかった。


 解析を使うと、バックストーリーとかも分かってしまうのだけど、ファンタジーの黒い部分のオンパレードだ。

 軽くて、黄金竜(ゴールデンドラゴン)の卵が(かえ)った直後の雛の心臓を結晶化した物とかだ。

 しかもだ!

 これらの宝飾品には、暗示とかの精神系の付与が施されていて、笑えない。


 なんとか、誤魔化して退店した。

 まだ、動く時じゃないしな。


 そして、翌日も散策しながら、俺は王城だけをダンジョンの支配領域化して情報収集したりして、時間を潰していると、勇者セリオ達が到着した。



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ